札幌・宮の森のベーカリー「Miyanomori Bread 117」(札幌市中央区宮の森1条17、TEL 011-303-1119)の天然酵母のパンが人気を集めている。
「大倉山展望台」(宮の森1274)へ続く道の高台エリアに、今年8月に開業した同店。店主の川島理香子さんが出会ったパン職人と共に立ち上げた。「この辺りは札幌の街を見渡せる見晴らしの良い場所で閑静な住み良い地区だが、コンビニに行くのにも時間がかかったりする場所でもある。ちょっと何か食べたいときにこの辺りに何かお店があればいいなと思っていた」と川島さん。約4坪の小さな店だが、近隣の住民を中心ににぎわっている。
同店では「小麦」「ブドウ」「白神こだま」などの天然酵母をパンの種類によって使い分け、パンに使うあんやクリーム、ピザソースなどは手作りにこだわる。「発酵する時間や微妙な焼き加減など普通に作るよりも手間はかかるが、その分おいしく仕上げられる。おいしさを追求すると自然と安心安全にもつながった」と川島さん。
主なメニューは、「メロンパン」(110円)、「つぶあんぱん」(90円)、「イチヂクとクルミのルヴァン」(260円~)や曜日限定、日替わりパンなど20~30種を用意する。食パン「角食」(350円~)や麦いりしてひいた「はったい粉」を使ったパンは、開店以来売り切れになる日もある人気メニューでリピーターも多いという。
「食べた人にとって幸せに感じてもらえるパンであり店でありたい。気軽に足を運んでいただきさまざまな味を楽しんでもらいたい」と呼び掛ける。
営業時間は10時~17時。