札幌のカフェと雑貨の店「Brown Books cafe(ブラウンブックスカフェ)」(札幌市中央区南3西1、TEL 011-221-6333)で現在、国内で活躍する陶芸作家のマグカップ展が開催されている。
土の質感を伝える手びねりのカップや、ろくろで一点ずつ制作したカップ、カフェボウルやブローチなどが、アンティーク調の同店の内装と什器に馴染(なじ)むようにずらりと並ぶ。
店主の星川洋子さんは「道内ではなかなか出会えない作品も多い。色の組み合わせや質感など個性豊かな作品がそろっている」と話す。
今回出展している作家は、島田篤さん(岐阜県多治見市)、厚川文子さん(同)、工房南風さん(岐阜県土岐市)、藤居奈菜江さん(同)、小平薫さん(同)、後藤義国さん(栃木県茂木町)、笠原良子さん(同)、渡辺キエさん(栃木県益子町)、大沼道行さん(岩手県紫波町)、前田育子さん(北海道)の10人。
同展を企画したのは栃木県益子や岐阜県多治見などの陶芸ギャラリーで働いた経験がある札幌在住のLicht(リヒト)さん。「急に気温が下がり冬支度の時期になった。札幌の長い冬を楽しむ道具として、お気に入りの器を探しに来ていただければ」と来店を呼び掛ける。
営業時間は12時~21時。水曜定休。11月30日まで。