札幌のスイーツ店「ろまん亭」(札幌市南区澄川4条2)と「サークルKサンクス」(東京都中央区晴海、以下=サンクス)のコラボ商品「CDろまん亭監修 チョコモンブラン」が11月12日、北海道限定で発売された。
サンクスのスイーツブランド「シェリエドルチェ」シリーズとコラボした同商品。同ブランドとろまん亭の原料仕入れメーカーの一部が同じだったことから、メーカーを通じてサンクスが同店に企画を打診。ろまん亭の看板商品の1つ「生チョコモンブラン」を基に約半年間かけて開発した。
スポンジと自家製ホイップ・チョコホイップを、チョコレートと生クリームを混ぜ合わせた「ガナッシュチョコ」でトッピングし、「口溶け、まろやかさ、濃厚さを引き出した」とサンクス商品本部・北日本商品部北海道地区バイヤーの小池祐司さん。甘さを控え目にすることで生クリーム独特のくどさなども抑えたという。メーンターゲットは30代~40代の男女で、「働き盛りの年齢層で質の高さも求める層に訴求したい」と話す。
「シェリエドルチェは全国のサンクスで統一のブランドのため地域の店とコラボするのはめずらしい。大手コンビニ各社が導入するセルフドリップ方式のコーヒー需要の高まりを背景に、コーヒーに合ったスイーツへの要望も高まっている。これまで以上にシェリエドルチェとコーヒーのマッチングを広げるきっかけにしたい」とも。
価格は210円。販売期間は4週間を予定する。
「ろまん亭」・・・1988(昭和63)年に市内1号店を開業。高級菓子店「エルドール」(東京都中央区銀座、現在は閉店)や「コートドール」(本店=豊平区平岸6条9)で修業を積んだパティシエの新居浩さんが独立して立ち上げた。現在は札幌市内で5店営業する地域住民になじみが深いスイーツ店。