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札幌・八軒で穂別の映画「田んぼ de ミュージカル」4部作を一挙上映

2003年に誕生した第1作の映画「田んぼ de ミュージカル」

2003年に誕生した第1作の映画「田んぼ de ミュージカル」

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 コミュニティーFM「三角山放送局」(札幌市西区八軒1条西1、TEL 011-640-3330)が10月8日、「田んぼ de ミュージカル」シリーズ4作品をレンガの館ホール(八軒)で上映する。

総務大臣賞、スポニチ芸術文化大賞グランプリなどを受賞した「いい爺いライダー」

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 同局の開局15周年および「田んぼ de ミュージカル」誕生10周年を記念して企画した。

 「田んぼ de ミュージカル」シリーズは、映画監督の崔洋一さんの指導の下、旧穂別町(現むかわ町)の高齢者が集まって制作したミュージカル映画。

 戦前・戦後に穂別町で生きる夫婦の姿を描いた第1作「田んぼ de ミュージカル」(2003年45分)は、テレビや雑誌で取り上げられ話題になり全国上映され、数々の賞を受賞した。

 2作目「田んぼ de ファッションショー 」(2005年40分)は、「私たちもおしゃれをしたい」と高齢者が立ち上がりファッションショーを開くドキュメンタリータッチの映画。

 3作目「いい爺いライダー」(2008年55分)は、市町村合併をめぐり苦悩するお年寄りが暴走族と化し、町の若者と抗争を繰り広げるストーリー。実際に2006年に穂別町と鵡川町が合併し、むかわ町が誕生。映画には合併した町から町民350人が参加している。4作目「赤い夕陽の爺yulie(ジュエリー)」(2011年60分)は、戦後の穂別町の歴史をモチーフに西部劇仕立てに描かれた作品だ。

 同局スタッフの大野和美さんは「いつか上映会をやりたいと温めてきた企画でやっとかなった。初めて見る人はお年寄りが歌って踊って真剣に演技する姿に元気をもらえ、素人ながらインパクトが大きい作品に驚くはず。一度に4作品を楽しめるので、ぜひ見に来てほしい」と鑑賞を呼び掛ける。

 10月13日16時30分から、斎藤征義さんのトークショーも開催。同局のパーソナリティーを務める斎藤さんは元穂別町役場の職員で全作品の脚本を担当し、2012年11月に文化庁の地域文化功労者表彰も受賞している。

 上映時間は、同8日~11日(2作品上映)18時30分から、12日~14日(4作品上映)15時から。料金は、1プログラム券(2作品)=600円、通し券(4作品)=1,000円。事前予約は電話で受け付ける。14日まで。

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