国内最大級のショートフィルムの祭典「第8回札幌国際短編映画祭(通称=SAPPOROショートフェスト2013)」が9月11日~16日、「札幌プラザ2・5」(札幌市中央区南2西5)、「シアターキノ」(南3西6)で開催される。
丹下紘希さんの作品、Mr.Childrenのミュージックビデオ「くるみ」のワンカット
札幌の街を短編映画で彩る秋の風物詩として人気の同祭。今年は世界各国から応募された3746作品から78作品がコンペティション対象作としてノミネートされた。ノミネート作以外の作品を合わせると、上映作品は200以上。作品上映のほかフィルムの売買を行うマーケットを開き、短編作品の普及と製作者の発掘、発信の場も創出する。上映は90分・1プログラムで、1つのプログラム中にさまざま監督の作品を集める。「女性におすすめ」「アート&エンタテインメント」「映画好きもびっくり」「刺激的ショート」「ショッキング&ラブ」「北海道セレクション」「ファミリー&チルドレン」などのジャンルごとに上映する。
ノミネート作は、監督の作家性やスタイルを詰め込み、監督にフォーカスを当てる世界的にも珍しいプログラム「フィルムメーカー部門」と「インターナショナル(海外作品)」「ファミリー・チルドレン」「ナショナル・プログラム(国内作品)」「北海道セレクション」の4カテゴリーから成る「作品部門」の中からグランプリ、オーディエンスアワードなど、各賞が授与される。審査員は、女優、ダンサー、シンガーのアリソン・ストナーさん、作家の佐々木譲さん、映画監督のヤン・ヨンヒさん、ビジュアルアーティスト、ミュージシャンのフレッド・ディーキンさん、香港国際映画祭エグゼクティブプロデューサーのロジャー・ガルシアさんら。
ノミネート作品以外では、24時間で1分間の作品を作る「アイアンフィルムメーカー」、震災のドキュメンタリーなどを上映する「After3.11」、「フレンチ/ニューヨーク/カリフォルニアショート」、ボーカロイドキャラクター「初音ミク」のコンテンツ作品を上映する「CGMアワード」などのイベント、作品上映も行う。8月30日には、PR企画として大通公園・西6丁目で野外上映会を無料で行う(19時~20時30分)。
チケット(前売り)は、1プログラム=1,000円(当日1,200円)、3プログラム=2,400円(同3,000円)、VIP回数券=9,000円など。各種プレイガイドで販売中。高校生以下無料(一部を除く)。