ローソン(東京都品川区)は5月7日、道産食材を使った期間限定商品「北海道産鮭照焼のうまいっしょ弁当」(530円)、「からあげクン北海道ザンタレ味」(210円)を発売した。
同社では、主要食材に国産品を使う「日本ブランド」の弁当シリーズ「郷土(ふるさと)のうまい!」の商品開発を手掛け、先月23日に第1弾となる鹿児島県産の「桜島どり」を使った「桜島どりのごっそ弁当」(530円)を発売。シリーズ第2弾として北海道産サケの弁当を手掛けた。
「からあげクン北海道ザンタレ味」は、北海道のご当地空揚げ「ザンギ」に甘酸っぱいたれをかけ「ザンタレ」と称し、ザンギ発祥の地・釧路市の「西洋堂 南蛮酊」監修の下で開発。鶏肉も100%北海道産のものを使う。
発売当日、北海道にちなんだ商品として同社北海道支社の久貝浩基支社長らが高橋はるみ知事を表敬訪問。久貝支社長は「円安による輸入食品の値上がりを受けた国産食材と海外産食材の競争力の高まり、消費者の食の安全・品質重視への意識向上を受け、国産食材の仕入れにも力を入れている」と商品開発の背景を説明。「昨年発売した『からあげクン北海道ザンギ(しょうゆ味)』は280万食を売り上げ、限定商品の中でも歴代1位の販売数。北海道食材のブランド力あってのものとも思う。これからも北海道の魅力を発信したい」と今後の意気込みも語った。高橋知事は「丸ごと北海道のようなイメージの商品」として、「国産にこだわるというのは今の日本の志向に合っていると思う。今後も北海道の食の魅力を生かし、食の供給基地としての責任を果たしたい」と話した。
「北海道産鮭照焼のうまいっしょ弁当」は4週間、「からあげクン北海道ザンタレ味」は約1カ月間販売予定。一部をのぞき全国で販売する。