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2013年「さっぽろ雪まつり」に「歌舞伎座」大雪像-本物より一足先に

「歌舞伎座」雪像の完成予想図

「歌舞伎座」雪像の完成予想図

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 来年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」の名物・大雪像として、「歌舞伎座」舞台が制作される。雪像制作を手掛けるのは「北海道テレビ放送(HTB)」(札幌市豊平区)と陸上自衛隊。

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 「さっぽろ雪まつり」は今回で64回目を迎える札幌の冬の風物詩。例年200万人以上が来場する。100基を超える雪像が展示され、ローカルテレビ局や地元企業が作る大雪像は目玉の一つになっている。

 「歌舞伎座」は1889(明治22)年に開場した劇場。「松竹」(築地)が運営する民間の劇場で、120年以上の歴史がある「歌舞伎の殿堂」。2010年5月に建て替え工事に入り、来年4月に5期目の「歌舞伎座」として完成する予定。新歌舞伎座は、「江戸時代から積み重ねてきた歴史という時間の継承」をコンセプトに、瓦屋根、唐破風(からはふ)、欄干(らんかん)などが特徴的な建築で、登録有形文化財にも登録される第4期歌舞伎座のデザインを踏襲するという。今回の雪まつりで一足早い「完成お披露目」となる同雪像。雪像の大きさは、高さ10メートル・幅17メートル・奥行き8.4メートル。大通公園西8丁目の「HTB広場」に展示する。

 制作する自衛隊の部隊は「120年以上の歴史が受け継がれてきた『歌舞伎座』を大雪像として制作できることに対するやりがいを今から感じている。一足早く雪の芸術作品として完成させ、多くの方に感動を与えたい」、松竹の大谷信義会長は「札幌の地で大雪像による新しい歌舞伎座を一足先に皆さまにご覧いただけることは望外の喜び。この雪まつりの後、ぜひ東京の歌舞伎座にお越しいただければ」とそれぞれ話している。

 開催期間は来年2月5日~11日。

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