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USTで「北海道の食」をアピール-ブラッシュアップし「雪まつり」で販売へ

SNSなどに投稿する写真を撮る参加者ら

SNSなどに投稿する写真を撮る参加者ら

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 北海道の食の魅力を発信するユーストリーム番組「『北海道の食』磨き上げ!倶楽部」が12月6日に配信され、同番組で紹介した商品を来年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」で販売するための選定が始まる。

北海道の巨大なフキ「ラワンブキ」を使った商品

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 同番組は、北海道放送と北海道経済産業局が進める、北海道の食材・商品の発信を目的とした事業「食クラスタ」が連携して行うもの。

 番組は今年10月から始まり、400以上ある「食クラスタ」登録商品の中から20商品をピックアップ。5回の放送に分けて商品の企画者や生産者とともに紹介。持ち寄った商品は応募で集まったモニターが試食して、リアルタイムでその商品を評価し、同番組のフェイスブックページなどに評価を投稿する。モニターによって評価された食材は、それらの意見を基に「磨き上げ」られ、「意見を反映させて磨き上げに成功した」と認められた商品は、来年2月の「さっぽろ雪まつり」で北海道放送が出店する「HBCブース」で販売する。選定作業は食クラスタ事業部・磨き上げ倶楽部が行う。販売商品は5~7商品を予定。

 当日参加した「市川燻製屋本舗」(岩見沢市)の菅原正人さんは「商品は磨き続けなければならない。店に来て商品を買うことが目的ではない方からの意見を聞けるのは新鮮な場だった」と振り返り、「北海道の食」に関して「最近では東京を意識して物を作る人も多いが、本当に良い物を作れば北海道でも東京でもどこでもはやるはず。ただ良い原料を供給するだけの土地ではない。北海道という土地のブランドに自信を持って、売る側ももっと胸を張っていいはず」意気込みを見せる。

 「ユーストリームやフェイスブックなどSNSを使った参加型の事業計画は今回が初。よりオープンなやり方で多くの意見を取り入れたい」北海道経済部・食品関連産業室の沖野洋さん。「生産者や企業の方にとっては思いがけない気付きを与える機会になる。今後も消費者と生産者をマッチングする場を設けたい」と話す。

 同番組は2週に1回配信。来年1月末まで配信予定。

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