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買うと円山動物園に寄付できる「白クマ塩ラーメン」、札幌市が販売元に感謝状

授与式の上田文雄市長と商品を企画したノースユナイテッドの高橋廣行社長(右)

授与式の上田文雄市長と商品を企画したノースユナイテッドの高橋廣行社長(右)

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 売り上げの一部を「円山動物園」(札幌市中央区宮ヶ丘3)へ寄付するご当地袋麺「白クマ塩ラーメン」の寄付総額が500万円を越えたことから、札幌市役所で11月28日、販売元のノースユナイテッド(白石区)社長の高橋廣行さんへ市から感謝状が贈られた。

「白クマ塩ラーメン」のパッケージ

 同市が運営する同園。絶滅危惧(きぐ)種に指定されたホッキョクグマの飼育と繁殖に積極的に取り組んでおり、2000年以降では日本で唯一繁殖に成功している。同商品は購買と連動して商品売り上げの一部を寄付する「コーズブランド商品」。1袋(180円)売れるごとに同園の運営費として3円が寄付される。「もうけたから寄付するのではなく、少額でも売れることに連動して継続的に寄付できる商品を作りたかった」と商品企画に乗り出した高橋さん。麺類を中心に北海道の食品に携わり、「200以上の商品を作ってきた」という経験を生かして開発に着手。2010年8月から販売を始め、現在では月間60万食・累計販売数は200万食を超える。

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 従来のインスタントラーメンの製法ではなく、生麺を48時間かけて乾燥させることで麺本来の食感に仕上げる工夫を凝らしたという同商品。20年来の付き合いで、同製法を道内で唯一実現できる「藤原製麺」(旭川市)との試行錯誤の末に生まれた。パッケージにはホッキョクグマをモチーフにした同園オフィシャルショップのキャラクター「ピリカ」を採用。販売当初は同ショップで限定販売していたが、味が評判を呼び各種メディアに取り上げられ話題となり、現在は全国から注文が相次いでいるという。

 感謝状を贈った上田文雄市長は「かわいくて、おいしくて、寄付できる。素晴らしい商品」と話し、「こういった精神で地産地消を進めるとともに、今後この成功例を札幌、北海道から積極的に発信したい」と期待を寄せた。

 「僕らのような小さな会社でもできるんだという成功例にもなった。このヒットをバックグラウンドに循環型社会の可能性を感じてほしい」と高橋さん。「来年はピンクのメスのしょうゆ味を販売予定。『円山動物園のシロクマ』『自然繁殖』というブランドを日本中に届けるさらなるきっかけにできれば」と意気込みを見せる。

 同園オフィシャルショップ、同社ホームページ、全国土産店、ネットショップなどで販売中。

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