北海道最大級のジャズイベント「SAPPORO CITY JAZZ」とのコラボイベント「定山渓ジャズ・タウン」が7月30日から、札幌の温泉街にある定山渓神社(札幌市南区定山渓温泉東3)で開催される。
「SAPPORO CITY JAZZ」は毎年夏に開催される札幌の風物詩。2カ月近くに及ぶ会期中、大通公園(中央区)の「ホワイトロック」ステージと「芸術の森」(南区)をメーンステージに市内各地でジャズライブが開催される。
定山渓での開催は今回が初。「以前から定山渓でジャズのイベントを開きたいと思っていた。芸術の森は札幌の文化の拠点なので、お互いのいい部分を掛け合わせて何かできればと思い、温泉街の青年部たちが企画し、若い力で定山渓をもっと盛り上げたい」と実行委員長の金川浩幸さん。
ライブは3部構成で、「札幌・ジュニア・ジャズスクール Club SJF」「ビッグバンドぼうふうりんB-Cude」「札幌Jazz研究会」「澄川中学校吹奏楽部」「Cross Noise」「MULE VARIATION」「ABOO」など、定山渓近辺の学校の吹奏楽部や道内で活躍するプレーヤーらが1・2部に出演。3部では、「Swingin’5 Men!!」「長沼タツルトリオ」「ジョニー黒田&ディキシープリンス」「kengo dot ThreadFlow」「The Sapporo Funk Organization」「蛇池雅人グループ」「Kristin Berardi & James Sherlock」などのプロのジャズプレーヤーがライブを繰り広げる。
「以前は定山渓近辺の吹奏楽は人数も多く、さまざまなところで演奏していたが年々数も減っている。子どもたちもプロの演奏を見て刺激を受けたり、新たに音楽に触れたりするきっかけになれば」
ジャズライブのほか、定山渓温泉飲食店組合「北のかっぱ」、ススキノの「Bar 一慶」、「サッポロビール」らが出店し縁日も開催する。
「神社は温泉街の中心から少し離れ、自然に囲まれた静かな場所。しっぽり飲んで音楽を楽しんだり、子どもたちは縁日で遊んだりと、さまざまな楽しみ方があるので、ジャズという部分で敷居の高いイメージを持たず気軽に足を運んでほしい」と金川さん。「これをきっかけに、定山渓の魅力を知っていただけるイベントになるよう継続して行い、温泉街を活気付けたい」とも。
開催時間は16時~22時(開場は15時)。入場無料。8月5日まで。