札幌出身の4人組バンド「TRIPLANE」が7月8日に開催した札幌でのツアーファイナルを振り返り、今月22日に出演を控える夏フェス「JOIN ALIVE」に向けて意気込みを語った。

ライブの模様

　2002年に結成された同バンド。ボーカル・ギターの江畑さんが飛行機の胴体、楽器隊のギター・川村さん、ベース・武田さん、ドラム・広田さんが「羽となり大きく羽ばたきたい」との思いから「大空を自由に飛び回ることができる『三翼機－TRIPLANE－』（3枚の翼がある飛行機）」と名付けた。全国的に人気を獲得し2004年にメジャーデビュー。

　今月8日のツアーファイナルでは「凱旋（がいせん）ライブ」として地元ファンを沸かせ、ニコニコ動画、ユーストリームでライブの模様を生中継した際には3万人以上の視聴者を集めるなど話題を呼んだ。「道新ホールでのライブは自分たちにとって新たな挑戦でもあり、しっかりチケットを売り切ったこととホールという独特の空気感の中でTRIPLANEらしいパフォーマンスができたことは必ず今後につながると思う」と江畑さん。「ライブ中に歌いながら会場が小さいと感じたのが印象的だった。もう次のステージを自然とイメージしていたと思うし、その感覚は一つハードルを乗り越えて成功した気分に浸るのではなく、現状はあくまで夢の途中なんだと自分たちに言い聞かせているようで、あらためてドームクラスを視野に進んでいこうという決意を自ら誓っていたような感覚」と振り返る。

　JOIN ALIVE出演に関し、「2度目の出演となるJOIN ALIVEも、今回はメーンステージでのアクトなので、より多くの、まだTRIPLANEを知らない地元北海道の人たちにアピールするチャンスだし、何より自分たちの今後を占う試金石になると思っている。とにかく止まらずにこの勢いのまま突っ走りたい、今はそんな気持ち」とも。

　JOIN ALIVEの開催は7月21日・22日。開場9時、開演11時。終演は21時30分を予定。料金は、通し券＝1万6,000円、1日券＝9,000円（キャンプサイト券付きはいずれも1,000円追加）。各種プレイガイドで扱う。