札幌駅前に3月29日、フレアー＆オイスターバー「es DINERS（エス・ダイナーズ）」（札幌市中央区北4西2、TEL 050-5841-5556）がオープンした。経営はエスエンターテイメント（南4西3）。

店舗内観

　高橋歩さんの著書「毎日が冒険」、トム・クルーズさん主演の映画「カクテル」をきっかけにバーテンダーを目指した同社の鈴木慎也社長。新聞記事で見たシェーカーやボトルを投げたり、回したり、時には火の付いたボトルを投げるなどのパフォーマンスを行う「フレアーバーテンティング」の魅力に取り付かれ、2006年ススキノに初のフレアーバー「FLAIR BAR es」を南7条（現＝南4西4）をオープン。現在までにススキノを中心にフレンチ＆バル「Bistro and bar es」（南4西3）、地中海料理とスイーツレストラン「es Ibiza」（南4西4）を展開し、店ではフレアーバーテンダーとしても腕を振るう。

　店舗面積は約50坪で、席数は100席。店内は木目を基調にアメリカンスタイルに仕上げた。同社では、ススキノエリア以外で初となる札幌駅前での展開。「ススキノの楽しみを札幌駅でも伝えたい」という思いから出店した。

　フードは、市内のオイスターバー「オーパスワン」とコラボし北海道厚岸産のカキをメーンに、道産食材を使用。「札幌市内であまり開拓されていないオイスターバーのノウハウをオーパスワンから学ばせてもらった。北海道の食材は質がいいが発信力が強くない。まだ各地に眠っている、ブランディングされていない道産食材の魅力を伝えたいと思い、道産にこだわった」と鈴木さん。

　主なメニューは、生カキ（1ピース＝210円）のほか、焼きカキ(3ピース＝580円)や、ソースやトッピングを添える「オイスターカクテル」各種（2ピース＝580円）、北海道野菜のスチームサラダ（980円）、焦がしチーズの焼きリゾット（980円）など。飲み放題（1,500円～）、料理・飲み放題付きコース（2,500円～）も用意する。

　「現在は駅近辺の30～40代のビジネスマンやOLの方が主な客層で、ススキノの年齢層より比較的高め」と鈴木さん。「バーテンダーとしてはススキノが出発点。ススキノはだんだん人が減っている印象もあるので、札幌駅周辺からススキノに足を伸ばしてもらい、ススキノの街づくり、楽しさを伝えたい」とも。

　営業時間は17時～翌5時（日曜は翌1時まで）。