音楽とアートをミックスしたライブイベント「Big Boy Bang 2」が5月5日、ライブハウス「ペニーレーン24」(札幌市西区二十四軒4条5、TEL 011-644-1911)で開催される。主催は野外フェス「RISING SUN ROCK FESTIVAL」などを運営するWESS(西区)。
「くたばれJ-POP」などの楽曲が話題を呼び「J-POPの救世主」と呼ばれる「タニザワトモフミ」
昨年に続き2回目を迎える同イベント。同社で平成生まれの若手プロモーター・千葉謙さん(22)が企画した。「若い世代のライブ離れが進んでいることもあり、音楽への関心も薄れているような流れがある。札幌のバンドシーンを盛り上げるとともに、自分たちの世代や自分よりも若い世代がライブやイベント企画し、『自分たちにもできる』ということを伝えようと思い企画した」と千葉さん。
昨年は「ニューカマー」「ネクストブレーク」をテーマに東京から「a flood of circle」「The SALOVERS」「plenty」の3バンドと「東京の勢いのあるバンドに刺激を受け札幌にもその熱を波及させたい」という思いの下、札幌の「青空教室」の4バンドが出演。
今年は昨年のテーマを引き継ぎ、ギター、ベースにサンプラーなどの音色を加え「浮遊感のあるファンタジック」なステージを繰り広げるという兄弟デュオ「キセル」、ファンク、ポップ、ヒップホップ、ロックなどのさまざまなジャンルを取り込んだバンド「cero」、ポップ&アバンギャルドのニュースタンダードジャンルをけん引する「オワリカラ」、「くたばれJ-POP」などの楽曲が話題を呼び「J-POPの救世主」と呼ばれる「タニザワトモフミ」の4組が東京から、透明感のある歌声とリズミカルなバンドサウンドを融合させた「ututu」が札幌から、それぞれ出演する。
今年は年齢層の拡大も視野に入れ、北海道の空間デザイナーらが「不思議と森の中」をテーマに空間装飾を手掛け、キャンドルなどをあしらい「幻想的」な雰囲気を演出するほか、作品の展示販売なども行う。「座って鑑賞できるライブも行う。大人向けにゆったりとできる空間を楽しんでもらいたい」とし、「今回は『音楽と芸術の融合』という新たなコンセプトも取り入れ、新しいもの同士が出合う、発信する場にもなってほしい。来たらワクワクするようなライブにしたい」とも。
開場は17時、開演は17時30分。チケットは2,800円(別途1ドリンク500円)。学生証提示で500円をキャッシュバックする。