札幌円山地区にある北海道神宮(札幌市中央区宮ヶ丘)「弓場」脇の参道で10月8日・9日、「神宮マーケット」が行われる。
神宮マーケットは、同地区で1893(明治23)年ごろから始まった「円山朝市」を「地域住民の手でもう一度行えないか」という思いから地元有志が集まり今年6月に1回目を開催。今回で5回目を迎える。朝市の復活と地域交流が目的。
円山朝市は毎朝農家の人が道路で農作物を売っていたことが始まりで、地域住民に親しまれ、多くの客でにぎわっていたという。「新鮮なものや珍しいものを買える場所」として行われていたが、デパートやスーパーの増加により客足が途絶え、1990年代後半で幕を閉じた。
当日は道内各地から生産者が集まり、新鮮な農作物やオーガニック野菜、ジャムなどの加工品を販売。円山地区の雑貨ショップ、カフェなども出店する。今回は円山周辺の店舗を中心に26店が出店を予定。
「周辺住民をメーンに老若男女問わず、回を重ねるごとに来場者も増えている。中には1時間で売り切れる店もある」と同イベント担当の金山さん。「今回が今年最後の開催になるので、地元の方を中心にまだ参加したことがない方など、多くの方に足を運んでほしい」と来場を呼び掛ける。
開催時間は6時30分~10時。売り切れ次第終了。