地域の美少女を発掘するフリーペーパー「北海道美少女図鑑」を運営する「Emergence & Company Japan（エマージェンス＆カンパニージャパン）」（札幌市中央区南2条東1）は9月23日、札幌美少女図鑑のウェブサイトをフェイスブックやツイッターで投票可能なコンテストサイトにリニューアルオープンする。

札幌美少女図鑑に出演した「美少女」たち（テレビ番組収録中の様子）

　美少女図鑑は「地方にもっとかわいい娘をつくろう！」をテーマに、全国46都市で発刊されているフリーペーパー。全国の総発行部数は50万部を超える。三井のリハウス14代目リハウスガール・山本舞香さんを輩出し、安室奈美恵さんなど人気タレントが多数所属する大手芸能事務所「VISION FACTORY」との全国規模オーディション「美少女MUSIUM」など、地方から芸能を志す女性にとって「憧れの存在になっている」という。

　「ソーシャルデビューサイト」と銘打った同サイトは、北海道内（札幌・函館・旭川・帯広・北見・釧路）の女性を対象に、ユーザーが投票する「いいね！」やツイートの数を競うコンテスト企画。投票の対象となる「美少女」は、過去2年間、同誌で紹介した北海道各地の約500人の中から、特にモデルとしての活動が多かった総勢100人以上の女性。コンセプトは「ミンナの投票で北海道にスターをつくる スター育成プロジェクト」。

　通常のグランプリ方式と異なり、一定の「いいね！」やツイートの数に到達すると、テレビや美少女図鑑への出演、モデル事務所への所属など、参加者全員に明確な出口が用意されているのが特徴。投票できる回数は1日1回まで、期間内であれば何度でも投票することができる。

　ユーザーが投票することにより、国内で2000万人規模のソーシャルネットワークであるフェイスブックやツイッター上にも反映されるため、地方都市の女性も全国のステージに立てる仕組みだという。

　今回のリニューアルのきっかけについて、同企画のプロデューサーは「これまでの美少女図鑑では、本誌で紹介した女の子に対して、その後の活動の舞台をなかなか用意できなかった。そこにテレビ出演や芸能事務所への所属という明確な出口を作ることで、地方の女の子にもチャンスを与えたかった」と話す。

　「これまでは、地方で発掘した女の子であっても東京の芸能事務所に所属するしかなかったが、今企画を通じて地方発信の芸能人を増やすことで、札幌のような地方都市でも日常的に芸能人が街を歩いている活気ある街づくりができれば」と期待を寄せる。

　第1回の投票期間は10月15日まで。