ネスレ日本(本社=兵庫県神戸市)は11月1日より、セブン&アイ・ホールディングス(本社=東京都千代田区)と協同し道内のセブン-イレブン、イトーヨーカドーでホームバリスタシステムの「ネスカフェ ドルチェ グスト」を先行発売する。
「ネスカフェ ドルチェ グスト」は昨年10月、スイス、ドイツ、イギリスの3カ国での発売を皮切りに今年9月にはヨーロッパ7カ国で展開。日本初上陸となる同マシンの先行発売地域に北海道を選んだのは、道内はコーヒー消費量が多く、ラテ系の店が札幌中心部以外の地域に少ないなどによるもの。販売店は、道内のセブン-イレブン823店舗、イトーヨーカドー13店舗の計836店舗。販売店のほぼ全店に自己体験型試飲什器を12月末まで設置する。
同マシンは、ブラックコーヒーだけでなくカプチーノやラテなどを家庭で手軽に楽しめる専用カプセル式のホームバリスタシステム。最大14気圧での抽出が可能で、常温の水を数秒で最適な温度に加熱し、すばやく抽出する。コーヒーカプセルにはアラビカ種100パーセントのレギュラーコーヒー、ミルクカプセルにはフランス産のミルクを使用。11月の発売時には、「エスプレッソ」「カフェルンゴ」「カプチーノ」「ラッテマキアート」の4種類を用意する。今後は、ココアやアイスカプチーノなどさまざまなカフェバラエティーの展開を予定している。
本体は、丸みのあるポップなデザインを採用し、赤、黒、白の3色を用意する。価格は、本体=19,800円、カプセル=798円(各品メーカー希望小売価格)。同社は、1987年より展開しているエスプレッソコーヒーマシン「ネスプレッソ」と合わせ、それぞれ独自のシステムで「1杯ずつ淹れるコーヒーシステム」の日本でのコーヒー消費拡大を図る。
先行発売は、「セブンドリーム・ドットコム」ホームページ上でも実施。同社は「今回の先行発売の動向などを検証し、全国への販売拡充を検討する」と話している。