絵本「こびとづかん」展が5月20日から、札幌パルコ（札幌市中央区南1条西3、TEL 011-214-2111）で開催される。

「こびとづかん」折り紙

　「こびとづかん」は草むらの中で小さな全身タイツのような「こびと」に興味を持った少年が祖父から借りた「こびとづかん」を頼りに好奇心と命の大切さを学んでいく物語。

　イラストレーターやテレビ番組のマスコットキャラクターなどを手掛ける、なばたとしたかさんが2006年に発表したデビュー作の絵本「みんなのこびと」。以降発表した「こびと大百科」など関連シリーズ本の累計発行部数は76万部を超え、小学生や幼稚園児などからこびとのコスチュームに身を包んだ「なりきりコビト」の写真や新しいコビトの紹介など、10～30代のファンを中心に人気を集める。

　6階会場は、こびと紹介のパネル展示、こびとの生息する世界を見ることができるジオラマ展示、こびとの一種「カクレモモジリ」を捕まえるための仕掛けや飼い方の道具やレクチャーパネルの展示を行い、7階会場では、書籍やDVD、ガチャポン、折り紙などのグッズを販売する。そのほか館内5カ所でスタンプラリー「こびとガイド」も開催。スタンプを集めた先着50人にシールを進呈する。

　同イベント担当の柳井さんは「見た目がリアルで不思議な雰囲気を感じることができるこびとの世界。小さな子どもから大人まで幅広い層に支持される作品なので、コアなファン層はもちろんファミリーなどでお越しいただければ」と話す。

　営業時間は10時～20時（土曜は20時30分まで）。入場無料。6月5日まで。