「あけぼのアート&コミュニティーセンター」(札幌市中央区南11条西9、TEL 011-513-6181)で5月16日、「アースビジョン in 北海道~地球環境映像祭」が開催される。
東京では今年で18回目を迎えた同映像祭は、日本を含む世界各国から寄せられた環境の「今」を伝えるドキュメンタリーやアニメーション作品を上映しており、北海道での開催は今回が初めてとなる。
札幌市内のほか、6月5日・6日にはラムサール条約登録湿地「ウトナイ」の森にある自然体験施設「イコロの森」(苫小牧市)でも開催。同会場では、世界の環境映像作品に加え、映像作家でもある同映像祭実行委員会の北川陽稔さんが手がけたウトナイに関連する映像も上映する。ディスカッションなども織り交ぜ、世界各国で意識が高まっている「グローバルな環境問題」に触れながら、北海道の「ローカルな自然環境」への思いを深めることを目指すという。
札幌会場では3つのプログラムに分け、それぞれのテーマに沿った作品を用意する。上映作品は以下の通り。「生きものたちと環境の今」=「トラ」(インド、63分)・「タツノオトシゴ」(ドイツ、5分)など3作品、「世界の環境アニメーション」=「みんなの自然」(アメリカ、5分)・「校長先生とクジラ」(日本、2分)など9作品、「映像美の世界・魅惑の環境ドキュメンタリー」=「きのこの世界」(日本、47分)・「クモの魔術」(オーストラリア、56分)。
「こうしたまとまった形で地球環境ドキュメンタリーを上映する機会はなかなかない」と北川さん。「地球環境をテーマにしていると言っても、重々しいドキュメンタリーだけではなく、最近ブームの短編アニメのようなアーティスティックなアニメ作品も上映するので、気軽に足を運んでいただければ」と来場を呼びかける。
開催時間は、生きものたちと環境の今=10時30分~12時、世界の環境アニメーション=13時~14時30分、映像美の世界・魅惑の環境ドキュメンタリー=14時30分~16時30分。入場料は、1プログラム=一般1,000円・学生500円、1日券=一般1,500円・学生1,000円。小学生以下は無料。詳細はサイトで確認できる。