「北海道エゾシカフェア」が12月13日、道内の飲食店や販売店100店以上で始まる。主催は北海道。
ホテルエミシア札幌」内スパの「エゾシカソーセージとビストロポテト盛り合わせ」
同フェアは、北海道内で捕獲されたエゾシカの有効活用を目的に2011(平成23)年に始めた取り組みで、今回が15回目。運営事務局を務める北海道バリュースコープの蝦名訓さんによると、2024年度のエゾシカ捕獲頭数は約15.8万頭という。北海道が運用するエゾシカ肉処理施設認証制度の認証を受けた高度な衛生管理を行う施設で生産されたエゾシカ肉を使い、飲食店での利用促進と一般消費者への普及拡大につなげる。
期間中は、道内で100店以上がエゾシカ料理や精肉を提供する。札幌市内からはイタリア料理店、焼き肉店、ラーメン店、カフェ、ホテルレストランなど42店が参加。メニューは、「夜空のジンギスカン」(中央区)の焼き肉、「イタリア料理 イルピーノ」(中央区)の「エゾシカのミートソースパスタ」など。「ホテルエミシア札幌」(厚別区)は2026年1月1日から「エゾシカソーセージとビストロポテト盛り合わせ」を提供する。
蝦名さんは「エゾシカ肉は今が旬。衛生的に処理され安心しておいしく食べられる。当フェアをきっかけに、北海道ならではのエゾシカのおいしさを味わってもらえたら」と話す。
2026年2月11日まで。