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札幌の水族館が標茶町と連携協定 天然記念物のキタサンショウウオ保全へ

包括連携協定締結の様?

包括連携協定締結の様?

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 都市型水族館「AOAO SAPPORO」(札幌市中央区)が9月29日、北海道標茶町と包括連携協定を締結した。

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 同館では4月から同町に生息し天然記念物に指定されている絶滅危惧種「キタサンショウウオ」の保全に協力している。6月に誕生したキタイワトビペンギンの2羽目のひなの愛称は標茶町に由来する「シベチャ」と命名した。今回の協定は、こうした取り組みをきっかけに、環境保全や地域資源の活用、観光振興、地域活性化などを目的に結んだ。

 2026年春にはキタサンショウウオの産卵を標茶町で確認した後、同館が生息域調査や卵嚢(らんのう)の採取を行い、館内で展示する予定。同館の山内將生館長は「協定を機に標茶町と連携を深め、北海道の自然や生物の魅力を発信したい」と話す。

 標茶町は釧路湿原国立公園をはじめとする自然環境が広がる酪農の町。佐藤吉彦は「幅広い分野で協力を進めたい」と期待を寄せる。

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