
洋菓子店「Pâtisserie PROUST(パティスリー プルースト)」(札幌市清田区平岡)が2月21日、オープンする。
オーナーシェフの永井孝典さんは江別市出身。パティシエ エス コヤマ(兵庫県)で菓子製造に従事し、全国コンクールで入賞するなどの実績を持つ。永井さんは「地元である北海道での開業を目標に技術や知識を学んできた。北海道の良さを知ってもらいたいという気持ちが強くなり、開業を決意した」と振り返る。
店名の由来はフランスの小説家、マルセル・プルーストが執筆した「失われた時を求めて」だという。同作の主人公が紅茶に浸したマドレーヌを口にした途端に記憶がよみがえる一節から「プルースト効果」と呼ばれ、「自身が作り出すスイーツが、無意識的記憶の『扉』を開くきっかけになってほしい」と名付けたという。
商品は、スポンジ生地に生クリーム、カスタードクリーム、小豆を詰めたロールケーキ「プルーストロール」(1本1,850円)をはじめ、道南の駒ヶ岳牛乳を使った「駒ヶ岳牛乳ぷりん」(400円)、数十種類の焼き菓子などをそろえる。
4月4日からはアメリカンアイスクリームとイタリアンジェラートを展開する予定。
営業時間は10時~18時。