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さっぽろ羊ヶ丘展望台が開設65周年 記念イベントや市民入場無料デーも

「大志の誓いキャンペーン」の用紙

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 さっぽろ羊ヶ丘展望台(札幌市豊平区羊ケ丘1)が9月18日、開設65周年を迎える。

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 1959(昭和34)年にオープンした同施設。クラーク博士像を設置して以来、北海道の雄大な景色と牧歌的な風景を楽しめる観光スポットとして親しまれている。展望台からは札幌市街や石狩平野を一望でき、多くの市民や観光客が訪れる。

 副支配人の齋藤圭介さんは「開設から17年後の1976(昭和51)年4月16日にクラーク博士像が建立、除幕されたのは当展望台の大きな転機になった。クラーク博士像ができたことによって、当展望台が北海道・札幌を象徴する観光スポットに成長できた」と話す。

 これまで印象に残っている出来事は「2018(平成30)年9月の北海道胆振東部地震の時」と話す齋藤さん。「当展望台は停電からの復旧が早かったため、3日間施設を無料開放して、行き場のない観光客を受け入れたほか、地域の人たちには給水や携帯電話の充電のために利用してもらった」と当時を振り返る。

 9月14日からは記念イベント「65周年ウイーク」が始まり、さまざまな催しを行う。記念ノベルティーを進呈するほか、先着65人に北海道産の焼きホタテを無料で配布する「食べて応援!ホタテ祭り」(9月14日~16日、9月21日~23日)、金色の紙に夢や希望を記す「大志の誓いキャンペーン」などを用意。初日の朝には地域のボランティアによるクラーク博士像の清掃活動を行い、きれいになったクラーク像が来場客を出迎える。

 同施設は65年間の感謝の意味を込めて、9月18日は札幌市民の入場料を無料にする。「これまで65年間で3000万人以上の人に来場してもらい感謝している」と齋藤さん。「これからも北海道・札幌を代表する観光スポットとして、観光客や市民に楽しんでもらえるように、施設の維持や魅力的なイベントの開催などを行っていく」と意気込む。

 営業時間は、9時~18時(入場は17時45分まで)。各イベント開催日は異なる。入場料金は、大人=600円、小・中学生=300円(札幌市民は9月18日に限り無料)。「65周年ウイーク」は9月23日まで。

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