卓球台があるダイニングバー「中目卓球ラウンジ札幌分室」でイラスト展

作品展の前で、相川実嗣さん(右)と児玉美也子さん(左)

作品展の前で、相川実嗣さん(右)と児玉美也子さん(左)

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 卓球台があるダイニングバーとして話題を集めている「中目卓球ラウンジ 札幌分室」(札幌市中央区南3西3、TEL 011-207-0909)で2月8日から、壁面を使って「相川実嗣×児玉美也子イラスト展 CONTRAST」が開催されている。

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 夜になるとビジネスマンやショップスタッフなど幅広い職種の客が集まる同店。コンセプトは「出会いやコミュニケーション」で、「知らない人と友だちになるのにはすごく勇気がいる。そこに卓球台がひとつあるだけで、知らない人がコミュニケーションをとることができ、そこから友だちになったり、仕事に広がったりすれば」と同店のスタッフ。

 空間のイメージは「夜の森の真ん中に広場があり、中央にある卓球台をみんなが囲む」(同店スタッフ)を意識し、「オブジェとしての木」や「木の葉をモチーフにしたクッション」などインテリアにもこだわりを見せる。「札幌は個室が流行っているが、ここはひとつの広場の中でみんなで飲むイメージ」(同)。席数は65席で、個室も完備する。

 主なメニューは、イタリアン串カツ(780円)、テリヤキチキンライス(980円)、野菜たっぷりカポナータのスパゲティ(880円)、イタリアンサラダPingPong風(680円)、PingPongアイス盛り合わせ(780円)など。ドリンクは、サントリープレミアムモルツ(600円)、オリジナルドリンク「タコハイ」(600円)など約60種類以上をそろえる。

 同店では壁面を使いギャラリーを展開している。現在は、札幌で活躍するイラストレーターの相川実嗣さんと児玉美也子さんがコラボした作品11点を展示。作品のコンセプトは「コントラスト」で、「感情であったり、出来事であったり、物事には二面性がある。そうした一面を、動物をモチーフに、2人のタッチの違いを同じフォルムで表してみた」と児玉さん。「フォルムだけ決め、あとは『その動物から何を思うか』をおのおので考えて制作した作品」と相川さん。同店では、今後もアーティストを募集する。「アーティストさんからは場所代はいただきませんので、展示したい方はお問い合わせを。何かを発表したい方を応援していければ」と同店スタッフ。

 「ここは、知らない者同士がひとつになれる場所。年齢の差とか、性別とか、職業とか、そういうのを全部通り越してミックスしていく感じが面白い」と同店スタッフ。「『偶然の出会い』『他人同士が知り合うきっかけ』『会話の始まり』を創造していきたい。卓球ラウンジはそういう場所であってほしい」(同)とも。

 営業時間は19時~翌2時(日曜・祝日は24時まで)。月曜定休。イラスト展は今月28日まで。

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