「さっぽろ雪まつり」会場の一角に今年初めて開設される「環境ひろば」のテーマソングが、アイルランドの世界的歌手エンヤさんの「ウィンター・ナイト」に決まった。
昨年の開催から、会場照明を水銀灯に比べCO2を大幅に削減する環境配慮型の「エバーライト」にするなど、札幌市が主催するイベントで環境活動への取り組みを行ってきた。今回で60回目となる同イベントで「1年間の環境活動の集大成として」(札幌市観光企画課事業係の樋口弘澄さん)「環境ひろば」の開設が決まった。
「環境ひろば」のコンセプトに賛同したワーナーミュージック・ジャパン(東京都港区)が、本国でも環境活動をしているエンヤさんから了承を取り付けた。曲は、昨年11月に発売されたアルバム「雪と氷の旋律」(ワーナーミュージック・ジャパン)に収録され、「曲自体はクリスマスのにぎわいや雪が降る町の中のにぎわいをイメージした曲。今回、クリスマスとは違うが、祭りに対するにぎわいや雪に包まれた町のにぎわいが雪まつりを思わせる」(樋口さん)と話す。
同会場では、環境省、北海道、札幌市、民間数社が「環境をテーマにしたパネル展」を行うほか、エンヤさん直筆のメッセージも展示を予定する。樋口さんは「楽しみながら環境について考えてもらえる場所になれば」と期待を寄せる。
「さっぽろ雪まつり」の開催は2月5日~11日。