スガイシネプレックス札幌劇場（札幌中央区南3西1、TEL 011-221-3802）が館内で「宇宙食」の販売を始め、話題を集めている。販売は映画「ザ・ムーン」の公開（1月16日）に向けたもの。

　販売しているのは、多くの宇宙食に採用されている「フリーズドライ加工」が施された、たこ焼き（525円）、大学いも（525円）、ケーキ（630円）など8種類と、真空パックに包まれたようかん（栗味、小倉味、各367円）。

　中でも「1番人気」（同館の横澤康彦支配人）というアイスクリーム（バニラ味、ストロベリー味、各525円）は、「初めの食感は固いが、後味や口の中に残る舌触りがアイスの食感になる」（同）と話す。いずれもそのまま食べることができ、「見た目も面白く、味も面白い商品ばかり。中には全種類買うお客様や友だちに食べもらうために買って帰るお客様も」（同）とも。

　同作品は、1960年代にアメリカが人類初の月着陸を目指して進められたアポロ計画を描いたもの。月面着陸40周年を記念して、奇跡の宇宙を体験した宇宙飛行士たちのインタビューや米国の資料保管所に保存されているNASA未公開映像を中心に構成したドキュメンタリー作品。

　「この作品を見ながら宇宙食を食べ、その場だけでも宇宙にいる気分を味わっていただければ」と横澤支配人。「映画を見てもらいたいのはもちろんだが、宇宙食を買いにいらっしゃるだけでも大歓迎なので、これを機にぜひ宇宙食を食べてみては」とも。

　営業時間は10時～21時。販売は上映終了の2月中旬まで。作品は今月16日より、同場ほか全国でロードショー公開。