札幌市営地下鉄南北線平岸駅に直結する「第2松井ビル」（札幌市豊平区平岸2条8）地下2階に10月15日、物販や飲食店などが集積する新商店街「平岸ゴールデン街」がオープンした。

　平岸地区の活性化を目指し、同ビルオーナーのサイド企画（札幌市中央区）が企画。人とのつながりが持てる昔ながらの商店街をイメージし、対面商売を中心に20店舗分の区画を用意。飲食店を中心に3坪～18坪の小規模な店舗が軒を連ねる。個人商店やこれから店を始める人が出店しやすいよう、家賃は6,000円～8,000円（坪）と低めに設定した。

　内装は、「昭和レトロモダン」をテーマに統一。ほの暗い照明や外観に木を使用するなど温かみのある演出のほか、通路には昭和時代の古い映画ポスターをディスプレーしている。

　飲食店以外にも、雑貨店や古着店、ビリヤードなど8店舗も出店。出店店舗は、居酒屋「しぇりぃ屋」、餃子・カレー店「ひらぎしや」、古着屋「街角洋品店」、立ち飲み「立喰い酒場Choi（チョイ）」、雑貨店「comodo（コモド）」、立ち食いすし「えぞ前　立喰鮨喰兵衛（クウベエ））、イタリアン「アルコバレーノ」、ビリヤード「平岸玉屋」、レトロ居酒屋「平岸商店」、立ち飲み「百福（モモフク）。

　そのほか、既に出店が決まっていた店が資金繰りの面でキャンセルするなどのトラブルもあり、オープン時は8店舗に留まったが、11月にはお好み焼きやスナックなど4店舗が新たに出店。年内中には20店舗すべての出店を目指すという。

　サイド企画の高山恒総務課長は「店同士が協力して盛り上げてもらいたい。これを機に地場産業が活気に満ち、平岸の名所になれば」と期待を寄せる。

　各店の営業時間、定休日はホームページに掲載。出店の問い合わせは、山道企画事務所（TEL 011-251-5454）まで。