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札幌のアイヌ文様デザイナーが新デザインストール 「心で見る」企画展で初披露

「ram-inkar(ラミンカレ)」展で発表するストール

「ram-inkar(ラミンカレ)」展で発表するストール

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 北海道のルーツであるアイヌデザインをベースにアイテム開発を手掛ける「mina an ikor(ミナ アン イコル)」プロジェクトが12月16日、同ブランドのストールの第2弾となる新デザインを発表した。

雪の文様をあしらった新作のサンドブラストグラス

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 同プロジェクトは、「アイヌ文様」を中心に商品開発を行い、ストーリー性がある「北海道ブランド」商品としてクリエーティブに表現しながら発信することをコンセプトとする。ブランド名の「mina an ikor(ミナ アン イコル)」の「mina」はアイヌ語で笑顔、「ikor」は宝物という意味。「宝物である笑顔を北海道から全ての人に届けたい」という願いが込められ、今年4月に第1弾デザインを発表している。

 アイヌ文化継承者でありアイヌ文様デザインを行う「AINU ToyToy屋」(札幌市白石区)の小川基さんが雪の文様を新たに陰陽で表現し、「クラウドナイン」(中央区)クリエーティブディレクターの峰江卓也さんがデザインを担当した。

 カラーパターンは北海道のラベンダーと土、木々の色をイメージした「パープル×イエロー×グリーン」、雪をイメージした「シルバー×ホワイト」、春の桜をイメージした「ピンク」の3種類。千代紙の和柄をアイヌ文様に転写し、ストールに大胆にレイアウトしている。シルバー、グレー、黒のストールを好みで組み合わせて2枚で1セットとなる。サイズは、それぞれ幅70センチ×長さ180センチ。

 同ストールは同日から大通ビッセ・YUIQ(中央区)でToyToy屋が開催する「ram-inkare(ラミンカレ)~心で見る~」展で初披露するほか、随時札幌市内の取扱店で売り出す予定。同展ではアイヌ文様の雪の結晶デザインのサンドブラストグラスなども置く。

 小川基さんは「この文様はアイヌ文様と和柄との融合、すなわち依存せずに支え合って互いの文化を発信していく可能性を込めている」と話す。

 ストールの価格は2万2,000円(税別)。

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