キリムとトルコ雑貨の店「CUBE STATION MARUYAMA（キューブステーションマルヤマ）」（札幌市中央区南4条西27、TEL 011-206-0327）が3月1日、オールドキリム展示会を行う。

遊牧民の生活必需品「キリム」

　店舗ディスプレー会社を営む岡田妃とみさんが3年前にトルコ旅行へ行ったことがきっかけでオールドキリムを仕入れ、昨年10月に開いた同店。現地のトルコ人に日本語で話し掛けられ訪れたオールドキリムの店で、最初は興味がなかったが何百枚も見ているうちにその魅力に取り付かれたという。以来、年2回トルコを訪れるようになった。

　棚には40～70年の時を経たオールドキリムを並べ、大きなサイズからクッションカバーまで取りそろえる。全て手作業で作られた一点物で、同じ柄はほぼ無い。使い込まれた風合いと草木染の柔らかい色合いがオールドキリムの特徴だという。シルクロードからトルコに伝わった光沢があるシルクやコットンの布に、シルク糸で刺しゅうしたトルコの伝統工芸品「スザンニ」のクッションカバーやベッドカバー、カラフルなトルコ雑貨も多数取りそろえる。

　店舗面積は全16坪で、同店のスペースは約4坪。手相占い師の松本茂子さんの店「Cafe Saison（カフェセゾン）」とコラボレーションし、カフェスペースも併設している。

　岡田さんは「ディスプレーデザインが本業だが、トルコの魅力にはまってしまった。自分だけで楽しむのはもったいないと考え、勢いで開店した。私が気に入ったものだけをセレクトしたトルコ雑貨を見に遊びに来てほしい」と呼び掛ける。展示会期間中、来場者にトルコ・ダラン社のオリーブオイルソープを進呈する。

　営業時間は11時～19時。カフェバータイムは水曜～土曜の19時～23時。日曜定休。同展は3月31日まで。