クリプトン・フューチャー・メディア(札幌市中央区北3西4)が生み出したボーカロイド「初音ミク」から生まれた「雪ミク」のラッピング電車が11月17日、運行スタートした。
2010年度から運行を開始した「雪ミク」の市電は今年で5年目。2015年度版の雪ミクは、北海道の冬をイメージした植物をテーマに公募したデザインがベースで、スズランの花をイメージした衣装と髪飾りに、ナナカマドの赤い実をあしらったかわいらしい姿。フルラッピングした濃紺の車両に雪ミクの白い衣装と緑色の髪の毛の色が映える。車両の右側と左側のデザインが違うため、沿線からは進行方向によってそれぞれのデザインを楽しめる。
車内は「雪ミク」市電の歴史が分かる読み物やマナー啓発ポスター掲示し雪ミク一色。初音ミクの声優の藤田咲さんが車内放送を担当するほか、藤田さんのサイン色紙も掲示する。
運行初日は、札幌市交通局に運行時間の問い合わせ電話が数本入るなど今年の評判も上々だという。
運行数は、「西4丁目停留場~すすきの停留場」間を1日最大7往復。運行時間は「西4丁目停留場」始発7時7分(平日7時49分)、最終17時34分(平日18時19分)。来年3月29日まで。