札幌で清酒の勉強会-「ワンカップ大関」50周年の紹介も

大関の歴史を紹介する中村甚七郎さん

大関の歴史を紹介する中村甚七郎さん

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 おたる亭(札幌市中央区南4西3)で8月4日、「おたる亭 清酒の会」が開催された。主催はムラオカ食品(中央区南8西1)。

「凍らせ冷酒」と「凍らせ梅酒」。凍らせるため通常の日本酒よりも甘めの味にしている。

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 日本酒を販売するだけでなく日本酒の定義や歴史などを学び、消費者に日本酒の楽しみ方を伝えることを目的に開く。開催は4回目。札幌市内の飲食店オーナーや販売店など60人が参加した。

 講師に大関(兵庫県西宮市)取締役で生産本部長兼製造部長の中村甚七郎さんを迎え、古代から現代までの日本酒の歴史、大関が拠点を置く灘の酒造りの説明や1711年に創業した大関300年の歴史について紹介された。

 清酒の国内出荷数は1970年代をピークに2011年には約3分の1まで減少している一方、米国では日本酒ブームで販売数が伸びているという。

 同社の代名詞ともなっている「ワンカップ大関」は今年10月10日で発売50周年目を迎え、1964(昭和39)年の発売以来約40億本を販売している。勉強会では、同社が新たな購買層に向けて開発した新しいワンカップ「O:(オー)」や2014年の新商品でレトルトパックごと凍らせてシャーベット状にして食べる「凍らせ冷酒」が提供された。

 中村さんは「札幌の皆さんに大関の歴史や考え方を知ってもらい安心して日本酒を飲んでいただけるとうれしい」とアピールする。

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