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札幌で「道産肉を大きく使う」加工品ブランド-初商品はチキンカレー

皿に盛られた「北海道肉ソン大統領の肉デカチキンカリー」(画像提供=肉ソン大統領)

皿に盛られた「北海道肉ソン大統領の肉デカチキンカリー」(画像提供=肉ソン大統領)

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北海道産肉の加工品製造を手掛ける「肉ソン大統領」(札幌市中央区北1西26、TEL 011-614-1529)が2月9日の「肉の日」、同ブランド初の商品「北海道肉ソン大統領の肉デカチキンカリー」を発売した。

同ブランドのキャラクター「肉ソン大統領」

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 「北海道のお肉がそんな小粒でどうするよ。」をブランドテーマに掲げる同社の商品。岡山の飲食店で働いていた阿野洋介さん(35)が昨年11月に北海道に移住し、パートナーの協力の下、立ち上げた。「多くの人が北海道の食材はおいしいというイメージを持っている。岡山にいた時から北海道の食べ物も土地も魅力的でうらやましく思っていた」と阿野さん。

 鶏肉は「煮込む前は180~200グラムある」という十勝地方・音更町産の「藤田の十勝どり」のもも肉を丸ごと一枚使う。ルーの基になるベーススープは、子牛肉と野菜を72時間煮込んで作る「フォンドボー」と鶏だしのダブルスープで、ルーにはカカオ80%以上のチョコレートを加え「苦味と甘味でコクを出した」とも。スパイスはルーと別の袋に分け、食べる際に後から加えることで香りが立つようにした。

 価格は1食1,575円。「高いと思うが、食品雑貨という新しいジャンルを生み出したい、挑戦したいという思いがある」という。「プレゼントしたくなる、お土産に渡したくなるような商品作りもテーマの一つ。プレゼントする人も『北海道の大きなお肉』という商品は渡しやすさがあるはず。1食500円のレトルトカレーでも自分ではなかなか買わないと思うがプレゼントとしてなら需要も生まれる。高くてもそれに見合った味わいやこだわり、北海道の魅力が詰まった商品を届けたい」

 販売目標は年間2万~3万食。「今後は鹿肉や道産牛などを使った食品、北海道らしい雑貨などさまざまな商品を手掛けたい」と意気込みを見せる。

 内容量は260グラム。同社ホームページで購入できる。

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