札幌・東本願寺近くのフレンチレストラン「La plume rose(ラ・プリュム・ローズ)」(札幌市中央区南7条西7、TEL 011-521-8360)がオープンして1カ月を迎えた。
店舗面積は約50坪。席数は20席。店内は白を基調とした明るい空間で、1700~1800年代ヨーロッパのロココ調をテーマにした内観に仕上げた。スワロフスキーのシャンデリアや絵画、パリ「ERCUIS(エルキューイ)」の銀食器などにもこだわった。「小旅行に来た感覚、非日常空間を楽しんでいただければ」と同店オーナー。自身のフランス在住経験を生かし、本国星付きレストランのデザインをイメージしたという。「日本でもフレンチは少なくない。おいしいものを提供するのは当たり前なので、目で見て楽しめる空間、料理を提供したい」。「桃色の羽」を意味する店名は、「飛躍する」「自由の象徴」など「日本でいう四つ葉のクローバーのようなラッキーアイテム」だという。
料理長の千葉清孝さんは、フランス・パリの1つ星「アンフィクレ」、2つ星「アピィシウス」、3つ星「タイユバン」「ピエール・ガニェール」で腕を磨き、札幌の人気レストラン「ル・バエレンタル」(中央区)で副料理長、製菓長などを務めた。「フランスの星付きレストランは世界中から料理人が集まる厳しい環境。1週間とたたずクビになる人も多かったので、料理だけでなく心も磨くことができた」と千葉さん。「各店とも個性があり、伝統的な流儀から現代的でアーティスティックなスタイルまで学ぶことができた。それぞれの良い部分をこの店で生かしたい」
コースは、ランチ=2,700円~、ディナー=6,800円~。ランチは明るさや華やかさ、ディナーは重厚さや落ち着いた雰囲気のある料理にするなど、シーンによって料理のアクセントを変えていく。「昼・夜で異なる当店の雰囲気、料理の違いを楽しんでいただければ」(千葉さん)。パーティーや記念日のオリジナルケーキなど、サプライズにも応じる。
千葉さんは「札幌にも素晴らしいレストランはたくさんある。その中でも個性が出せる、当店ならではの魅力を求めて来店していただけるレストランにしたい」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~20時30分。月曜定休。