焼き肉レストラン大手の叙々苑(東京都港区)は12月13日、北海道初出店の「叙々苑 札幌すすきの店」(札幌市中央区南4西3、TEL 011-241-0089)をオープンした。
1976(昭和51)年に六本木で創業した焼き肉店。「叙々苑」のほか、コンセプト店「游玄亭(ゆうげんてい)」、焼き肉弁当専門店などの直営店も手掛ける。
札幌店は系列店を含め国内で55店舗目の出店。関東圏以外での出店は7年前の大阪店を皮切りに、広島、名古屋でも展開されている。
同店は「すすきの交番」向かい、老舗すし店「東寿し」の旧ビルを改装し、今月工事を終えた「キタコーS4ビル」の9階・10階に開業。「ススキノの中でもかなりいいテナントに巡り合えたことは今回の出店の決め手の一つ。立地の良さも含めて叙々苑の魅力と感じていただければ」(同社企画営業部担当者)。
店舗面積は103坪。席数は、9階=座敷個室7室・40席、10階=テーブル席9卓・36席、テーブル個室3室・16席。南側の窓際に面した席からは、ススキノ名物の「サッポロビール」の大型看板を眺めることができる。
メニューは、3コースの「焼肉会席」(雪=1万円、月=8,500円、花=7,000円)、「カルビ焼」「豚三点盛」(以上2,300円)、「特選ロース焼」(3,700円)、「タン塩焼」(2,100円)、「ホルモン焼」(1,300円)、「海鮮焼盛」(3,500円)、「叙々苑サラダ」(750円)、「冷麺」(1,000円)、オープン記念セット「すすきのコース」(6,000円)など。
ランチメニューは、「焼肉ランチ」(2,200円)、「カルビランチ」(3,000円)、「上カルビランチ」(4,000円)。そのほか「カルビ弁当」(2,700円)、「焼肉のたれ(特製)」(600円)、「焼肉ライスバーガー」(350円)などのテークアウトの商品も用意する。
客単価は、昼=2,200円~4,000円、夜=6,000円~8,000円。初日は予約でほぼ満席の状態になるなど早くも反響を呼んでいる。同社では「北海道は肉に限らず海産物、野菜、おいしいものがたくさんある。まずは地元の方に愛される、親しまれる店になれるよう努めたい」とし、「地方出店は地元業者との出会いによる新たなマーケティングの場所にもなるので、そうしたところも期待できる」とも。月間の売り上げは2,500万円~3,000万円を見込む。
営業時間は11時30分~翌 2時(日曜・祝日は22時30分まで)。ランチタイムは11時30分~15時。