札幌に初「MEGAドン・キホーテ」-ファミリー・シニア向けMD、店舗設計

「MEGAドン・キホーテ新川店」

「MEGAドン・キホーテ新川店」

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 ドン・キホーテグループ(東京都目黒区)の長崎屋は12月5日、札幌初の「MEGAドン・キホーテ新川店」(札幌市北区新川2条7、TEL 011-769-3810)をオープンした。

生鮮食品なども販売する

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 MEGAドン・キホーテ(以後=MEGA)は、従来のドン・キホーテよりも店舗面積を拡大した店舗。商品数の拡充、広めの通路幅を取り買い物時の利便性向上を図るなど、コアターゲットだった若年層だけでなく、ファミリーやシニア層向けの店舗設計、商品提案にも力を入れる。「MEGA」業態は現在、道内で函館・旭川・苫小牧・西帯広で展開するが、札幌市内への出店は今回が初。

 ドン・キホーテは2007年、長崎屋を買収。以後、長崎屋として展開していた店舗を順次MEGAへ業態転換してきた。既存の仕入れルートを掛け合わせたコスト削減や互いのターゲット層を補完するなどして業績を伸ばし、今年6月期に売上高1,356億8,300万円、経常利益は20億5,900万円に上るなど好調に推移。「MEGA業態の拡大戦略に一定のめどがついた」とし、同店は9年ぶりに長崎屋が新規出店した。1年間の売り上げ目標は50億円。

 売り場面積は8468 平方メートルで、地下1階~地上2階建て。今年9月に閉店した「イトーヨーカドー新川店」跡に開業し、居抜きのテナント一部を改装して利用する。1・2階は売り場、地下は駐車場。1階は季節商品やキッチン用品、日用雑貨のほか、市内4店のドン・キホーテでは販売していなかった生鮮4品(青果・鮮魚・精肉・総菜)も取り扱う。2階は衣料、ブランド品、コスメ、家電、パーティーグッズなどをラインアップ。計10万点以上の商品を販売する。

 初日は、開店前に2000人の行列ができた。中にはシニア層の姿も多く見られた。来店した50代女性は「もともとイトーヨーカドーもあった場所で利用していた。日用品や魚、野菜、どれも安くて助かる」と話していた。

 営業時間は9時~23時。駐車場は830台。

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