サッポロファクトリー(札幌市中央区北2東4)1条館・1階の特設会場で11月30日、生きる金魚とデザインを組み合わせたアート展「アートアクアリウム展 ~札幌・金魚の灯(あかり)~」が始まった。
カラフルな金魚「パロットファイヤーシクリッド」が泳ぐ、光を乱反射させる「プリズリウム」
アートアクアリウムは、「アート」「デザイン」「エンタテインメント」「アクアリウム」を融合した展示作品で、水槽のデザインや照明、映像技術だけでなく、水質管理、生物の生体管理も駆使して作品要素として組み込む。創作者は「アートアクアリウムプロデューサー」の木村英智さん。木村さんが手掛けるアートアクアリウム展には、2007年に初開催した東京・六本木ヒルズの「スカイアクアリウム」から現在まで累計230万人が来場。企画展の中でも金魚に特化した「和」を表現するシリーズは特に人気が高く、今年は東京・日本橋で50万人、名古屋で30万人を動員した。
展示作品は、1000匹の金魚が泳ぐ世界最大級の金魚鉢と江戸の遊郭を表現した「Oiran/花魁(おいらん)~巨大金魚鉢~」、びょうぶ型のアクアリウム内の金魚と水墨画風の映像を重ね合わせた「Byouburium/ビョウブリウム~屏風水槽~」、水槽内のレンズをのぞくと万華鏡を見ているような変化を体験できる「カレイドリウム」、アクアリウムを照明に見立てた「ボンボリウム」、自然界には存在しないカラフルな金魚「パロットファイヤーシクリッド」が泳ぐ、映像を乱反射させる水槽「プリズリウム」など。会場内はフラッシュと動画撮影は禁止だが、写真を撮ることもできる。
そのほか物販コーナー、18時以降は「ナイトアクアリウム」としてアルコールも提供(別途料金)。金曜・土曜はDJによるプレーも。
開催時間は10時~22時(12月22日~24日と金曜・土曜=23時、日曜は20時まで、最終入場は終了時間の30分前まで)。入場料は、大人=1,000円、小中学生=600円、小学生未満無料(保護者同伴)。2014年1月19日まで。