札幌・地下鉄西11丁目駅近くのホテル「ロイトン札幌」（札幌市中央区北1西11）で11月23日・24日、北海道物産展「Harvestival（ハーベスティバル）」が開催される。主催は同ホテルとイベント運営、食品プロデュースを手掛けるノースユナイテッド（北5西11）。

「しろくまカフェラーメン」

　北海道産の食材や加工食材、農家産直野菜、市内の飲食店らの商品が並ぶ同イベント。地域住民や一般利用客との交流の場を創出することを目的に企画した。「1992年の開業当初は学会や会議をメーンとしたコンベンション型のホテルだったが、もっと親近感のあるオープンな雰囲気をつくり出し、利用客はもちろん地域住民にとっても身近で、有効活用できるホテルというイメージを持ってもらうことが狙い」とノースユナイテッドの営業企画ディレクター・須田悟さん（36）。「この地区周辺は『ミニ大通』と呼ばれる公園があるなど、家族連れが多い地区。閑静でありながらも少し歩けばにぎわいもある住み良い場所。その立地も生かしてよりにぎわいをつくり出し、ホテルをもっと開放的な場所にしたい」

　参加店はクラフトビールメーカー「ノースアイランドビール」、創業100周年を迎えた菓子メーカー「梅屋」、ブランド食材・けんたろうイチゴを使ったジャム、ヤマトイモの販売「道南・江差町特産ブース」、道産トマトジュース販売「ひろせ農園」、根菜をメーンにした産直野菜販売を行う帯広の農家「森田農園」、「鹿追そば」「しろくまカフェラーメン」、海産物などを販売する同ホテル内ギフトショップなど。そのほか市内のカフェ「R Comfortable Cafe」のハワイ産コナコーヒー希少種「ピーベリー」や「猫のしっぽ」の焼き菓子、花屋「ピースフラワーワークス」（西区）の商品なども。

　「同ホテルで産直イベントを行うのは今回が初めて。まだ小規模な段階でキックオフイベントとなるが、ここから回を重ねて地域に根差した大きなイベントにしていきたい。北海道の良質な食材を架け橋に地域との触れ合いの場をつくりたい」と意気込みを見せる。

　開催時間は8時～17時。