札幌のコーチング拠点「プラット22」が3周年-向上心旺盛な女性集まる

開設3周年を迎えた「プラット22」代表の塚田さん

開設3周年を迎えた「プラット22」代表の塚田さん

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 札幌時計台の近くにあるコーチング拠点「プラット22」(札幌市中央区北2西2、TEL 011-522-7300)が10月、3周年を迎えた。

「プラット22」のセミナールーム

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 40坪のスペースに研修スペースと自習スペースがあり、1カ月間にコーチングやビジネス系セミナーをはじめ、話し方講座、アート書道、片付け講座など約100種類のバラエティー豊かな講座が開かれている。

 同施設を運営するビジネスコーチの塚田康祐さんは、大手人材派遣会社に20年間勤務していたときにコーチングに出合い、人材育成で大きな成果を上げたことがきっかけで独立。その後10年間、企業研修講師として全国を飛び回っていたという。しかし、コーチングを教える相手は短期間学ぶだけで、繰り返し学ぶわけではない。ましてや、自らの意思ではなく職場の指示で受講している場合、習得の深さも異なる。「ちゃんと身についているのか?研修のやりっ放しではないのか?できれば仕事の結果がでるまで寄り添って応援したい」という気持ちが大きくなり、同施設開設に至ったという。

 「プラット22」の「プラット」には、「“プラッ”と立ち寄れる」「学びのプラットフォーム」の意味を込めた。「一度だけではなく、何回も繰り返して学ぶことで実践に役立つ技術を身につけてほしい」という思いを込めて命名したという。

 同施設では週に約3日、塚田さんが講師を務めるコーチングや各種ビジネスセミナーを開くほか、契約講師約30人が朝から夜までさまざまなセミナーを開いている。60分間の単発セミナーや連続講座もあるため、受講者の都合や目的に合わせて選ぶことができる。

 札幌駅と大通の中間に位置することから「ビジネスマンに会社帰りに利用してもらい学ぶ面白さを感じながら楽しく仕事をして元気になってほしいと思っていたが、ふたを開けてみると女性の利用比率の方が高かった」という。「男性は疲れているのかな?元気な女性がもっと元気になっている」と塚田さんはほほ笑む。

 開設から3年がたち、リピーターが増え、貸しスペースとして施設を利用する人も増えた。就職活動をする大学生が社会人と出会う場所としても活用するなど、人と出会う社交場としての役割が高いという評価も得るようになったという。北海道におけるコーチングの普及を目指して、日本メンターコーチ協会を設立し、毎月例会も開いている。

 「講座に参加しやすいように、時間を短くして参加費を1,000円~3,000円に設定していたが、物足りないという受講者も増えてきた。これからは専門性が高い講座を充実させていきたい。北海道の人たちにコーチング技術を身につけてもらい、いろいろな成果を出していってほしい」と塚田さんは力を込める。

 営業時間は月曜~金曜の9時30分~20時。時間割によって朝活(7時30分~)、昼活(12時~13時)、夜活(20時~)もある。講座やセミナーの詳細はホームページで確認できる。

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