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映画「ボクたちの交換日記」-監督・内村光良さんが札幌で舞台あいさつ

内村光良さん

内村光良さん

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 映画「ボクたちの交換日記」の公開を記念し1月31日、監督を務めたお笑いコンビ「ウッチャンナンチャン」の内村光良さんが「ユナイテッド・シネマ札幌」(札幌市中央区北1東4)で舞台あいさつを行った。

コントを演じる伊藤淳史さんと小出恵介さん

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 放送作家・鈴木おさむさんの小説「芸人交換日記~イエローハーツの物語り~」(太田出版)を原作にした同作。お笑いコンビ「房総スイマーズ」のボケ担当・田中とツッコミ担当・甲本の2人は、芸歴12年、30歳目前で鳴かず飛ばずの日々を送り、コンビ間に亀裂が生じ始めた。現状を打開するため甲本が「交換日記をしてお互いの心のうちを明かそう」と提案する。交換日記を通じ、2人は今まで秘めていた思いを互いに知ることになり、芸人である自分たちとあらためて向き合うきっかけとなった。そんな折、お笑いコンテスト「笑軍天下一決定戦」に出場することとなり、2人は人生をかけてコンテストに挑むというストーリー。田中役を伊藤淳史さん、甲本役を小出恵介さんがそれぞれ演じる。

 芸人になる前は映画監督を志していた内村さん。2006年に公開した映画「ピーナッツ」では、自身で監督・脚本を手掛け主演も務めた。同作は7年ぶりの監督作品。映画化に関して「ピーナッツのときは『内村プロデュース』という番組の、芸人のメンバーと共に卒業制作のような感じで楽しく作ったものだった。今回は完全に監督として、芸人とはまた違うプロの仕事に取り組もうと思った」とし、「原作はずっと日記という作品なので、どのように映像化しようかというのが最初の悩みだったが、原作の鈴木おさむさんに『好きなように料理してください!』と言っていただけたことに後押しされ、自分の実体験も交えつつ、漫才コンビだったのをコントのコンビにするなど原作にない部分も盛り込んだ」という。映画監督のみに専念したことで「これからはコンスタントに撮っていけたらとも思えた。松っちゃん(ダウンタウン・松本人志さん)の独自の世界観とかは本当にすごいと思うので、僕も自分ならではの作品を撮っていきたい」と次回作への意欲も見せた。

 撮影では「いつも楽しくて、ずっと使いたいと思っていた千葉にある展望台がロケに使えたことやラストのシーンでは一切のCGもなく最高の晴れの天気で本当に良かったし恵まれた。監督に専念できたので彫刻のように映像を少しずつ削っていくような編集作業も楽しかった」という。「コントに関して実際に伊藤君と小出君に指導したりもした。2人が飛び入りで劇場に出たこともあって、そのときは本当にスベリ倒していた(笑)。でもそれが逆に良くて目が燃えて食らいつくように稽古していた」などのエピソードも。女優陣に関して「私の理想通り(笑)。長澤まさみさんには終始見とれて、木村文乃ちゃんは笑顔がかわいくて『胸キュン』、川口春奈ちゃんは、自分の娘がこういう子に育ってほしいと、そんな思いを重ねていた(笑)」と会場の笑いを誘いった。

 内村さんは「青春物語で前半は笑いあり、後半は夢を追いかける姿に自分を重ね合わせることができる作品。お楽しみください!」とメッセージを送り会場を後にし、駆け足で「新千歳空港に向かいます!」と芸人らしい舞台あいさつで締めくくった。

 3月23日から全国ロードショー。

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