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札幌の海鮮居酒屋「やっとこ」が移転-2年越しの「念願」小上がり席も

新たに設けた個室

新たに設けた個室

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 札幌・ススキノの和食海鮮居酒屋「やっとこ」(札幌市中央区南7西4、TEL 011-521-1330)が10月12日に移転し、店主・佐藤貴一さんの「念願だった」という小上がり席を設けた。

タコの白子

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 2010年10月にオープンした同店。佐藤さんは個人店ならではの小回りを生かし、函館の市場とのルートを作り函館産の海産物を直接仕入れるほか、札幌では自ら市場に足を運んで食材を仕入れて中間コストをカットするなどして価格面のサービスに力を入れる。客単価は2,500円~3,000円。「海鮮というと高いイメージは付きものだが、旬の食材は安くてうまい。個人店だからこそできるサービスを提供したいと思って味・価格共に満足してもらえる店作りをしてきたが、店の狭さが一番の悩みになった」と佐藤さん。「満席だと従業員が通るスペースもなく、オープン直後にいつ店を畳もうかと思っていた」と振り返る。当時の店舗面積は8坪で席数は14席だった。

 移転した現在、店舗面積は18坪になり、席数はカウンター5席、4~6人の小上がり4卓22席の計27席を設け、「新たに宴会の問い合わせが来るようになった」という。「週末には来店客を帰してしまわなければいけない状況や団体利用の声も多く上がるようになってきたので、本当によかった」と喜びをかみしめる。「キッチンも広くなったので素材、料理の幅も広げたい」とも。

 佐藤さん「おすすめ」の人気メニューは、「タコの白子」(480円)、「仕入れの準備のため2日前までに予約が必要」という甘エビ・ホタテ・サーモンいずれか一品の「刺し身食べ放題」(980円)、「回遊せず岩場に張り付くため独特の甘みがある脂がのっている」という「根ホッケの一夜干し焼き」と「あら汁」のセット(半身=680円、1枚=1,200円)、「海鮮居酒屋なのになぜか人気になった」という手作りの「豚スペアリブの炭火焼き」(580円)など。

 佐藤さんは「隠れ家的にひっそりとやりながら、常連の方に愛してもらえたらと思って始めて、予想以上に多くの方に利用していただける店になった。これからも味・価格・サービスの質を落とすことなく利用していただける店を目指す」と意気込みを見せる。

 営業時間は17時~翌1時。

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