石狩市の市民グループ「あき味の会」は1月22日、札幌・大通公園(札幌市中央区大通西7)で「さっぽろ雪まつり」の雪像制作に励む自衛隊員を慰労するため、石狩鍋300杯を振る舞った。
石狩市は昨年3月、観光振興計画を策定し、その重点プログラムの1つとして「石狩鍋復活プロジェクト」を推進。石狩鍋を広めるため、石狩市内の飲食店に呼びかけ、昨秋14店舗で構成する「あき味の会」を結成。各店で石狩鍋を提供するほか、石狩市内や苫小牧市など道内のイベント会場に出店し、さまざまなPR活動を行ってきた。
今回の自衛隊慰問は、石狩鍋と「あき味の会」のPR活動の一環。当日は、「あき味の会」のほか、昨年12月に石狩鍋大使に任命され、石狩鍋ソング「石狩鍋 with YOU!!」で石狩鍋のPR活動を行う女性ダンスボーカルユニット「Let’s」のCHISATOさんとSAORIさんが温かい石狩鍋300杯を提供した。
鍋を食べた自衛隊員は「おいしい。外の寒い作業の中、体も温まり良い休息になった」と話している。「あき味の会」の中田雅民会長は「まずは石狩、石狩鍋を知ってもらいたい」と、今後は道内のイベントなどに参加し、石狩鍋を売り込むという。