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札幌で映画「のぼうの城」トークショー、犬童・樋口監督ら登壇

映画「のぼうの城」トーク©2011「のぼうの城」フィルムパートナーズ

映画「のぼうの城」トーク©2011「のぼうの城」フィルムパートナーズ

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 JR札幌駅構内の商業施設「パセオ」(札幌市北区北6西2)のイベントスペース「テルミヌス広場」で9月12日、北海道をロケ地に展開した映画「のぼうの城」の監督・犬童一心さん、樋口真嗣さんを招き、トークショーが開かれる。

犬童一心さん(写真上)と樋口真嗣さん

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 同作は、天下統一目前の豊臣秀吉が唯一残された敵である北条勢を攻めようとする戦国時代が舞台。不思議な人柄から農民たちから「のぼう様(=「でくのぼう」の意)」と呼ばれる成田長親が城を治める、周囲を湖で囲まれた「浮き城」の異名をもつ「忍(おし)城」に豊臣勢が攻め入る目前。天下軍の襲撃に備え緊迫する仲間たちを前に長親は「北条にも豊臣にもつかず、皆で今までと同じように暮らせないかなあ~」とのんきな構えで皆をあぜんとさせる中、天下軍を指揮する石田三成は忍城に降伏を迫る。「多勢に無勢」と三成軍のなめきった態度に長親は戦いを決意。誰の目にも絶対不利な、たった500人の軍勢対2万の大軍の戦いの火ぶたが切って落とされるが、長親は奇策で立ち向かう。

 北海道・苫小牧で2010年から撮影が始まった同作。舞台となる「水の中に浮く城=浮き城」を再現した巨大オープンセットの広さは東京ドーム約20個分。「水と緑がある広大な敷地」という条件を満たしたさら地だった土地に忍城を建設。使われた土は、11トントラックで5000台分、使った水は約3000トンで、製作に道内企業が活躍。全道から約4000人のエキストラも参加した。

 当日は、映画の制作話、エキストラに参加した学生や俳優業やカメラマンなどの映画業界を目指す学生らとのトークセッションや「北海道ロケ」の魅力について話す予定。

 開催時間は18時30分~19時15分。観覧無料。

 犬童一心さんは1960(昭和35)年生まれ。東京都出身。高校在学中より自主映画を制作し、1997年、「二人が喋ってる。」で長編監督デビュー。「金髪の草原」「ジョゼと虎と魚たち」「メゾン・ド・ヒミコ」「タッチ」「眉山‐びざん‐」「グーグーだって猫である」「ゼロの焦点」など数々の話題作を監督する一方、塩田明彦監督「黄泉がえり」などの脚本も手掛ける。

 樋口真嗣さんは1965(昭和40)年生まれ。東京都出身。1984(昭和59)年、「ゴジラ」に造形助手として参加。1995年に特撮監督を担当した「ガメラ 大怪獣空中決戦」で日本アカデミー賞ほか数々の賞を受賞。以降、「平成ガメラ3部作」全てに携わり大きな支持を集める。2005年に「ローレライ」長編映画監督デビュー。そのほか「日本沈没」「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」なども手掛ける。

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