女性向けフリー誌「non rouge(ノン・ルージュ)」とシニア向けフリー誌「わらふく」がそれぞれ7周年、1周年を迎えた。編集はノースムーン(札幌市中央区北2西13)。
ノンルージュは2005年4月25日に創刊。30~40代の女性向けに美容を中心とした情報を掲載するフリーマガジンで、現在月間12万5000部を発行する。「創刊当時は市内にその世代をターゲットにした媒体が無く、美容や健康に意識を向けた情報誌があればと思い創刊した」と同社の清野儒仁(みちひと)社長。「40代あたりまでにフォーカスした雑誌だったが、意外と50~60代の読者層からも反響があったので、より情報を訴求できる媒体を作ろうと考えた」とし、昨年4月10日に美容や健康をテーマにしたシニア向けフリー誌として「わらふく」を創刊した。
「世の中は不景気になってきたが、『きれいになりたい』『健康でありたい』という思いは不変的なもので、女性がいつまでも若々しくいるという意識を高く持っていることがわかってきた。消費者の美容に対する意識はカジュアルになってきた傾向が見える」と振り返る。
「札幌の美容業界の特色としては、独立し人気になる個人店が多く年々増えているほか、美容と医療の業界のつながりが強くなっていき、美容のホスピタリティと医療の信頼性といったお互いのアドバンテージが生かされ相乗効果で業界が盛り上がってきている」とも。