札幌へ避難する被災者支援企画「ようこそあったかい道（どう）」が3月11日、札幌コンベンションセンター（札幌市白石区東札幌6条1）で開催される。主催は、避難地区での自立支援を目的に、被災者らが運営するリサイクルショップ「みちのくリサイクル」（白石区）のプロデュースを手掛けるルーツ・オブ・ジャパン（豊平区）の湊源道社長がらで結成した支援団体「ようこそあったかい道実行委員会」。

食事の提供などを行う様子

　今回で5回目を迎える同企画。物資の提供や地縁・血縁のない状態で孤独な生活を強いられている被災者に、地域とのつながりやコミュニティーへ参加する機会創出などを目的に始まった。過去、支援企業を募っての支援のほか避難者ら自らが復興費用を創出できる催事、物品の販売など自立支援のためにさまざまなイベントを行ってきた。

　当日は、生活用品や食料提供、すずめ踊り、本陣太鼓などのライブイベント、札幌弁護士会への相談窓口や道内での就職支援の相談ブース、マッサージ、美容に関するコーナーなどを設ける。

　14時30分からは、震災が発生した14時46分に合わせて黙とう・献花の時間を設け、15時からは支援団体によるフォーラムも開催される。

　避難者の開場は10時（一般は12時30分）。参加無料。問い合わせは「みちのく会」（TEL 011-206-1522）まで。