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札幌で「3.11」チャリティー上映会-ドキュメント作品など6作品上映

「その街のこども 劇場版」©2010NHK

「その街のこども 劇場版」©2010NHK

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 震災チャリティー映画イベント「3.11にみんなで観たい映画」が3月11日、札幌プラザ2・5(札幌市中央区南2西5)で開催される。主催は自主上映団体「映画の空気」。

大津波のあとに

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 出演した俳優とともに今までの出演作をプログラムした作品上映イベントを開催している同団体。「震災があったことで今までと同じ活動をしていくことに疑問が浮かんだ。映画を通して伝えられることや復興に貢献できることがあると思い企画した」と広報担当の田口さん。当日は震災に関するドキュメンタリー作品5本と震災をテーマにした劇映画1作品を上映する。「震災の後、現地で映像を残している映像作家や映画監督がたくさんいる。ドキュメンタリー映画ならではの捉え方で震災に迫っている作品もあるので、震災への思いもまた少し変わると思う」

 上映はプログラムごとに、Aプログラム=「大津波のあとに」「槌音(つちおと)」、Bプログラム=「無常素描(むじょうそびょう)」、Cプログラム=「雪海」「動物たちの大震災」でドキュメンタリー映画、Dプログラム=阪神大震災で被災した少年の15年後を描いた劇映画「その街のこども 劇場版」を上映する。作品は「山形国際ドキュメンタリー映画祭」で上映された作品の中から震災をテーマにしているフィルムを選んだという。

 上映の合間には道内へ避難する被災者を支援する団体「ようこそあったかい道(どう)」の中村高士さんが「被災者支援の現状とこれから」と題した講演を行うほか、被災者らが復興に向けて作る「被災者支援グッズ」も販売する。「職を失った人たちの手作りの品。販売することで雇用創出にもつなげたい」

 「被災した土地の現状や被災者の方がどういう気持ちになったかということを伝えたい。一丸となって復興に向けて立ち上がり支援の輪も広げたい」とも。

 開場は10時、上映開始は10時15分。チケットは1プログラムにつき、前売り=1,000円、当日=1,200円、2プログラムチケット=1,800円。チケット代金から100円を義援金として寄付する。入場はプログラムにより完全入れ替えで、各プログラム定員300人。大丸プレイガイド、道新プレイガイド、シアターキノで販売。

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