札幌・市電通り沿いの三谷ビルのイベントスペース「OYOYO」(札幌市中央区南1西6)で1月29日、札幌で活動するミュージシャンとクリエーターのイベント「Smile Music sapporo artistic cafe」が開催される。
ライブやイベント企画などを手掛ける「MUSICFACTORY GOODNEWS」(江別市)社長・笹川琢矢さん、舞台やブライダルの照明デザインを手掛ける「CHUE MUSIC」(北2東1)社長・荒井純一さん、音楽教室「Mellifluous Sound」(北7西12)代表・長谷川建さんの3人が企画する同イベント。昨年5月と7月開催した震災チャリティーイベント「Smile for Japan」で集まった出演者や協賛者らと共に新たに企画した。
「前回イベント時はアーティストにはチャリティーでギャラなどはなかった。今回はアーティストやクリエーターたちの活動や作品を発表する場を創出すると共に、本格的なイベントとして出演者にペイできる企画を打ち出したかった」と荒井さん。
イベントのテーマは「音楽」「アート」「カフェ」で、「ゆったり落ち着きながら楽しめる大人の学園祭」をイメージしたという。「カフェというオープンな空間で気軽に札幌のアーティストのライブやクリエーターの作品、パフォーマンスを楽しんでほしい」
カフェで提供するコーヒーは江別の喫茶・洋菓子店「ノースライブコーヒー」が提供し、ワインを主体としたイベントの企画制作や飲食店のマネジメントなどを手掛ける阿部さおりさんが札幌ワインをセレクトし提供する。
出演するアーティストは、ジャズをベースにしたファンク、ソウルなどさまざまなジャンルを取り入れるフォームレスバンド「SugarHouse」、ボサノバなどのブラジル音楽を軸に活動するデュオ「hide & seek」、ソロボーカリスト・氏家麻衣さん、ピアノ弾き語りやアコースティックライブなどで活動するシンガー・ソングライター・Shihoさんの4組。
併せて、吉田徹さん、小林まなみさん、おびかわまさゆきさんら3人のイラストレーターが大きなキャンパスでライブペインティングを行う。「3人ともそれぞれの作品性が異なり、動きがあるパフォーマンスなので、仕上がっていく過程を見るのも面白いのでは」と吉田さん。「クリエーターの活動の場が広がることで人や街の活性化につながれば」
当日、インポート雑貨のセレクトショップ「Mocal」(大通西16)、レザー職人・井寺裕二さんらが商品販売などを行うほか、会場の様子はユーストリームで配信する。
荒井さんは「ミュージシャンやクリエーターの考えや発想を形にして人と人がつながり大きな力になってほしい。継続的に続けて来場者だけでなく出演者側にもまた出たいと思ってもらったり、次につなげてもらえたりするイベントを目指す」と話す。
開場は14時30分、開演は15時。20時終了予定。チケットは、前売り=2,000円、当日=2,200円(要ワンドリンクオーダー)。売り上げの一部は震災の義援金として寄付する。