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札幌・西9丁目に蒸し料理専門店「ちょい」-広告業を営む店主が2店舗目

旬の野菜を提供する「本日の蒸し野菜3品盛り」

旬の野菜を提供する「本日の蒸し野菜3品盛り」

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 札幌中心部・西9丁目に1月6日、蒸し料理専門店「蒸し料理とお酒のお店Choi(ちょい)」西9丁目店(札幌市中央区南1条西9、TEL 011-211-1791)がオープンした。経営は、広告業・飲食店経営のChoi Planning(豊平区)。

「笑顔が売り」という店長の伊藤祐太さんと店内の様子

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 店舗面積は9坪。席数は、カウンター7席、テーブル席8席の計15席。以前は広告代理店に勤めていたという店主の小笠原修平さん。約3年前に独立し、平岸ゴールデン街に蒸し料理をメーンにした立ち飲み店「立喰酒場Choi(平岸店)」をオープンした。西9丁目店は2店舗目となり、同店は「笑顔が売り」という店長の伊藤祐太さんが切り盛りする。

 「当時はちょうど蒸し料理がはやり始めた時期で、東京には専門店もでき始めていた。少人数で経営する狭い店では油を使う料理は難しいので、ほかの調理法に比べてシンプルで店を回しやすいメリットがある蒸し料理に注目した」と小笠原さん。「『蒸し』は、素材そのもののおいしさを引き立てる調理法としての魅力もある」

 現在も自身で広告業を営む小笠原さんは「広告プランナーが飲食店を経営し、集客のための販促を自分でやってできなければプランナー失格」と自らに言い聞かせ、あえて大通やススキノといった繁華街ではなく、サラリーマンやOLが仕事終わりの帰宅ルートで気軽に立ち寄れる平岸や西9丁目に店を構え、ターゲットを絞った戦略を実践。その狙い通り、平岸店の客層は30~40代の仕事帰りの客など地域客が9割を占める。

 蒸し料理をメーンとする同店の主なメニューは、「本日の蒸し野菜3品盛り」(500円)、「蒸し枝豆」(400円)、「蒸しソーセージ(ピクルス付き)」(4本650円)、「ハバネロソーセージ」(2本250円)、「えびのせいろ蒸し」(5尾420円)、「パオズ(食べるラー油添え)」(2個360円)、「小龍包」「特製蒸しギョーザ」「えび蒸しギョーザ」(以上3個450円)、「食べるラー油うどん(タジン蒸し)」(480円)など。

 小笠原さんの「おすすめ」は、季節の野菜と柔らかい鶏肉を提供する「蒸し野菜3品セット+蒸し鶏ハーフ」(850円)。ランチタイムには「ランチはこのメニューのみ」という「タジン鍋で作るほっこりハンバーグセット」(ライス・サラダ付き780円)も用意する。

 ドリンクは、「おすすめ」の角ハイボール(350円)ほか、たる生ビール(480円)、焼酎・ウイスキー・ワイン(380円~)、果実酒(500円~)、日本酒・スピリッツ(500円)、カクテル(480円~)、ソフトドリンク(300円)など。

 「近頃、『ススキノは元気がない』とよく言われている。酒を飲む人が減った、会社での飲み会がないなど、さまざまな理由があるが、いざススキノに『よし飲みに行くぞ!』と気合を入れるのは実はなかなかパワーのいること。しかし『酒を飲みたい』という潜在的なニーズはあるはず」と小笠原さん。「テンションを上げ過ぎず、気軽にふらっと立ち寄り、緩やかに酒を飲める空間を求めている方々もたくさんいる。その方々の受け皿になれる店を目指したい」とも。

 営業時間は、ランチタイム=11時30分~14時、バータイム=18時~24時。日曜・祝日定休。

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