在宅医療のDXを推進する株式会社eWeLL(証券コード:5038 本社:大阪市中央区)は、テクノロジーの活用により看護の質を高め患者QOLを向上させるサービスを評価する「看護DXアワード」において、「home nursing賞」(訪問看護賞)を受賞したことをお知らせします。
eWeLLは2012年の創業以来、訪問看護専用電子カルテ「iBow(アイボウ)」をはじめ、「AI訪問看護計画・報告」などの革新的なDXソリューションを提供し、全国の訪問看護ステーションの業務効率化と看護の質向上に貢献してまいりました。こうした実績が高く評価され、今回の受賞に至りました。
看護DXアワード 表彰式
■受賞の背景
2025年7月17日に東京ビッグサイトにて催された表彰式では、主催する一般社団法人日本男性看護師會から表彰状が授与されました。
代表コメント(株式会社eWeLL 代表取締役社長 中野剛人)
「このたびの受賞を大変光栄に思います。私たちは、データとテクノロジーの力を最大限に活用し、在宅医療の新たな可能性を探求しております。これからも、少子高齢化が進む日本を支えておられる看護師の皆様と共に、すべての方が安心して在宅療養できる社会の実現を目指して、挑戦し続けてまいります。」
■「AI訪問看護計画・報告」が現場にもたらす変革
eWeLLが開発した「AI訪問看護計画・報告」は、看護記録やアセスメント情報をもとに、生成AIがワンクリックで計画書・報告書の下書きを自動作成します。
- 記録・書類業務の負担軽減看護師が「記録が大変」「時間が足りない」と感じていた業務を、AIがサポート。文章作成にかかる時間を短縮し、ケア業務に集中できる環境を実現しています。
- ケアの標準化と質の向上延べ74万人超の医療データと7,200万件以上の訪問看護記録をAIが学習。経験の多寡にかかわらず、誰もが標準的で質の高いケア計画を立案できる仕組みを提供しています。(※1)
- 導入実績と利用者の声2025年4月時点で全国2,800事業所、86,000人が利用し、継続率は99%超。報告書作成ではユーザーの6割以上が1件あたり「15分以上短縮」を実感、1ステーションあたり「平均23.3時間/月」の業務時間短縮を実現しています。(※2)
- 医療情報の安全な活用匿名化やオプトアウトの仕組みを構築し、個人情報に最大限配慮したAI活用を徹底しています。
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■在宅医療のプラットフォーマーとして
eWeLLは、看護師の「困った」「もっとこうしたい」という声に正面から向き合い、AIやデータを活用した現場の業務のあり方を変えるサービスを創り、看護師の皆様の業務負担を軽減してまいりました。
これにより、より多くの時間を本来のケア業務に充てていただける環境づくりを支え、個人や組織の成長、そして在宅療養者のQOL向上を支援しております。
これまでに、経済産業省「DXセレクション2025」や「KANSAI DX AWARD2024」など、複数の公的アワードでその取り組みが高く評価されており、今回で今年2つ目、累計6つ目のアワード受賞となります。
eWeLLは「在宅医療のプラットフォーマー」として、これからも訪問看護の現場に寄り添い、DXで業界の発展と看護の質向上を支えてまいります。