帯広市川西農業協同組合(本店:帯広市川西町/代表理事組合長:足助博郁)、北海道帯広農業高等学校(帯広市/校長:佐藤裕二)、札幌テレビ放送株式会社(本社:札幌市/代表取締役社長:小山章司)、株式会社電通北海道(本社:札幌市/代表取締役社長執行役員:木村平)は、北海道の最大の資産である一次産業をこれからも持続的に成長させていくために、農業が直面する課題に取り組む場をつくり、それを広く情報発信することで生活者の関心を高める~十勝「どさんこ村」プロジェクト~を2026年春から始動いたします。
このプロジェクトでは、JA帯広かわにし管内の農家のご協力を得て、その方の農場を「どさんこ村」=“夢の実験場”と称して、日本の農業が抱えるさまざまな課題を解決するモデルケースを生み出していきます。農業従事者の高齢化や若者の農業離れによる農家の後継者不足や、地域コミュニティ参加者の減少、さらには気候変動による作物への影響など、日本農業を取り巻く環境はますます深刻化しています。日本の食料自給率を支えている十勝農業も例を見ない未曾有の課題に直面しています。
そこで、十勝のJA帯広かわにし、帯広農業高校とSTV、電通北海道が連携し、農業の課題に向けて、新たな可能性を探る「どさんこ村」プロジェクトを立ち上げました。
このプロジェクトで取り組む課題は、環境保全や農産物の付加価値の向上を目指した取り組みや大規模な畑作地帯における「スマート農業」の社会実装など、人口減少の中でも持続可能な農業を実現するためのチャレンジです。これまでの伝統的な農業と新しい技術の両立を図りながら、地域の多様な人々と協力して一歩ずつ前進していきたいと考えております。
今回、「どさんこ村」で農業に挑戦するのは、来春、帯広農業高校を卒業しJA帯広かわにしに就職する男子生徒です。四代続く農家の支援のもと、男子生徒はそこで農業を学びながら、自らの農業の道を歩み始めます。親が農家ではない“非農家”出身の18歳が挑むこの挑戦は、若い力による農業の新たな可能性を示す モデルケースになると期待されます。
そして、この「どさんこ村」プロジェクトの様子は、来年2026年春から「どさんこワイド179」で放送予定です。これまでもSTVは北海道の基幹産業である一次産業に向き合い、放送を通じ応援し続けてきました。2021年「どさんこワイド179」30周年記念では北海道の農業高校全30校を紹介し、オリジナルスイーツレシピコンテストを開催。また2023年には道内の水産高校全3校の紹介と商品の共同開発を行い、2024年には酪農・畜産を学ぶ生徒に焦点を当てた番組を放送してきました。
そして、来年2026年は「どさんこワイド179」が35周年を迎える節目の年ということもあり、さらに力を入れて、北海道の一次産業を熱く応援していく予定です。
