札幌・平岸に焼き肉店「十楽（じゅうらく）」（札幌市豊平区平岸4条13、TEL 011-303-7070）がオープンして2カ月が過ぎた。

「ハンガリーの国宝」と呼ばれるマンガリッツァポーク

　店舗面積は22坪で、席数はカウンター9席、小上がり12席の計21席。店内は、木を基調に黒と赤を使いモダンな内装に仕上げた。「焼き肉店としての食事だけでなく、2次会でも利用してもらえるようなバーの雰囲気も意識した」と同店スタッフ。「肉はチルドで仕入れ、冷凍ものは仕入れない。鉄板はホルモンやタンなどと相性の良い熱伝導率が高い鋳物のホルモン鍋を使う」という。

　主なメニューは、「重たさが残らずしっかりと焼けるように薄めにカットした」という「十楽ホルモン」（280円）、「根元の霜降り部分を使い、やわらかく脂のうま味を味わえる」という「上牛タン塩」（880円）のほか、「厚切り上カルビ」（780円）、「十楽カルビ」「やわらかサガリ」「厚切り生ラム」（以上580円）、「梅紫蘇ホルモン」（350円）、「知床鶏カルビ」（460円）など。

　同店スタッフの「おすすめ」は、「ハンガリーの国宝」と呼ばれる「マンガリッツァポーク」。「見た目は牛肉のようで、さっぱりした味や低温で溶ける脂のうま味が特徴。札幌では取り扱っているのが少ないので、ぜひ召し上がっていただければ」

　ドリンクはハイボールにこだわり、たる詰めでガスの気圧など一定に保つなどで管理した専用のサーバーを設ける。ハイボールのメニューは「角ハイボール」（330円）、「ゆず角ハイボール」「すだち角ハイボール」（以上350円）。そのほかドリンクは「スーパードライ」「アサヒ W-ZERO」（以上380円）、サワー各種（300円）、カクテル各種（400円）など。

　オープンから約2カ月が経過した。「主な客層は周辺の地元客。年齢層は幅広く、60～70代の方もいらっしゃる。女性同士のお客さまが多い」と同店スタッフ。「小さな店なので商品やサービスでほかの店と差別化を図り、地域に愛される店作りを目指す」

　営業時間は17時～24時。お通し代300円。駐車場2台。