札幌青年会議所（札幌市中央区北1西2）は10月6日、7日の2日間、中島公園内日本庭園で「光の森」と題した初の紅葉ライトアップを行う。

　同団体は街づくり運動を中心に活動を行い、国際観光シティ創造委員会が同企画を担当する。札幌は、雪祭りやライラックまつり、夏まつりYOSAKOIソーラン祭りなど札幌を代表する祭りの観光地として日本だけでなく海外からも多くの観光客が来札。大きなイベントや祭りがなく、海外からの観光客が落ち込む秋に、今後の観光客の集客を目指し企画したもの。札幌では紅葉のライトアップはほとんど行っていないため、同団体が昨年11月より構想。さまざまな団体、企業の協力を得て今回初の開催が実現し、来場者2,000人を見込む。

　会場内には、ハロゲン色のライト50機を用意する。撮影コーナーを設け、ライトアップがきれいに撮れるスポットに三脚を用意し、希望者には写真撮影も行うほか、温かいお茶の無償提供も。6日18時には点灯セレモニーを行う。

　会期中はライトアップのほか、ライトアップに調和した生楽器の演奏会を予定している。札幌大谷大学音楽学部、アンサンブル・シンフォニカなど6組がボランティアで参加。庭園内の小高い丘をステージとして使用するという。

　同団体は「市民と一緒に作り上げる」を目的に50人の市民ボランティアを募集。学生を中心に40～50人の応募が集まったという。同委員会の森田真未委員長は「札幌の秋を代表するイベントにしたい。1人でも多くの人に見てほしい」と話している。「賛同者、協力者を増やし、実行委員会を立ち上げて来年も開催したい」と、来年度は1～2週間の期間を設けての開催を目指すという。

　ライトアップ実施時間は、6日＝17時～22時、7日＝17時～21時。入場無料。

札幌青年会議所